横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

電力モニタ PR300
お知らせ: 本製品は、2019年12月27日に販売終了しております。 下記の推奨代替製品をご参照ください。:

PR300は、電力設備メータと省エネルギー監視。ふたつのニーズに的確に応える、パネル取付タイプの電力モニタです。配電盤や発電機などの組込み用機器として、盤組込みメーカや電力システムメーカでご利用いただけるほか、省エネルギーを推進する工場やビル、事業所、学校、大型店舗などにもご利用頂けます。

  • 大型3段表示 & マルチメータ
    • 3要素同時に鮮明表示で比較も簡単
  • ユニバーサル設計
  • 高精度 0.25%
    • 業界最高クラス
  • デマンド警報やネットワーク。電力監視をさらに効率化
    • デマンド警報接点出力や警報解除用入力も装備

詳細

大型3段表示&マルチメータ

大型3段表示&マルチメータ

任意の3種類の測定要素を組み合わせ、大型LEDで一括表示。
3相電流/電圧の同時モニタなど、3相回路の測定値も同時に監視できます。1台で複数のメータを置き換え可能で、省コスト、省スペース、省配線に大きく貢献します。

さらに、無効電力、皮相電力、デマンド電流、デマンド電力などの測定や、トランスデューサ機能などを装備。

各段の表示項目は任意に選択可能。表示パラメータは測定中もSET/ENTキーでワンタッチで切り替えできます。

SET/ENTキー

表示パターン

 

ユニバーサル設計

相および線式は、単相2線から三相4線までユニバーサルに対応。
CT比/VT比の設定も含め、現場でパネルキーから設定/変更できます。
パネル取り付けも各種形状/サイズに1台で共通対応します。

ユニバーサル設計

 

高精度 0.25%

YOKOGAWA独自のマイクロCTトランスと位相補正機能を組み合わせ、業界最高クラス ±0.25% of F.S. (電圧、電流)、±0.5% of F.S. (電力)を実現しました。

 

デマンド警報やネットワーク。電力監視をさらに効率化

任意時間の電力積算、トランスデューサ機能(4-20mADC出力)、電力量の積算パルス出力、デマンド電流/デマンド電力の警報出力機能、RS-485通信(Modbus/パソコンリンクなど)、Ethernet通信など、電力監視を効率化する諸機能を1台に凝縮しています。

三相3線式の場合

Ethernet機能に搭載されているシリアルゲートウェイ機能で、他のRS-485機器をネットワーク環境に接続できます。

仕様

表示 3段、5桁LED、相表示はR、S、TまたはA、B、C
測定データ、パラメータのディジタル表示
相および線式 ユニバーサル三相3線式(単相2線、単相3線、三相3線)、
ユニバーサル三相4線式(単相2線、単相3線、三相3線、三相4線)
測定項目 電力量 有効電力量、無効電力量、皮相電力量、回生電力量、任意積算電力量
電力 有効電力、無効電力、皮相電力
電圧 瞬時値、最大値、最小値
電流 瞬時値、最大値
周波数 瞬時値、最大値、最小値
力率 瞬時値、最大値、最小値
デマンド電力/デマンド電流(オプション) デマンド電力(デマンド値、最大値)、デマンド電流(デマンド値、最大値)
入力電圧 定格 ユニバーサル電圧(110VAC、220VAC、440VAC)150VAC、300VAC、600VACレンジ
許容 150VAC、300VAC、600VAC
入力電流 定格 1A AC、5A AC
許容 定格電流の1.2倍(連続)、2倍(10秒)、10倍(3秒)
精度定格 有効電力量/任意積算電力量(Wh) ±0.5%(EN60687 精度:Class 0.5相当)
有効電力(W) ±0.5% of F.S.
電圧(V) ±0.25% of F.S.(電圧実効値)
電流(A) ±0.25% of F.S.(電流実効値)
周波数(Hz) ±0.5Hz
デマンド ±0.5%
入出力 ディジタル入力 任意積算の起動/停止
デマンド機能付の場合は、
デマンド警報の解除
電圧信号
アナログ出力(オプション) 有効電力、無効電力、皮相電力、電圧、電流、力率、周波数 4~20mA DC
パルス出力(オプション) 有効電力量、無効電力量(LEAD,LAG)、皮相電力量、回生電力量 オープンコレクタ
デマンド警報出力(オプション) 設定したデマンド警報点を越えた場合、警報を出力 オープンコレクタ
出力精度 アナログ出力:出力用測定要素の測定精度+(±0.5% of F.S.)
通信方式 RS485通信 プロトコル パソコンリンク、Modbus
通信配線方法 マルチドロップ(いもづる式)
伝送距離 最大1200m
通信速度 19200、9600、2400bps
最大接続台数 31台/Line
Ethernet
(オプション)
プロトコル Modbus/TCP
伝送速度 10Mbps/100Mbps
最大セグメント長 100m(HUBとモジュール間の長さ)
最大接続構成 カスケード最大4段(10BASE-T)、最大2段(100BASE-TX)(HUBのカスケード接続台数)
Ethernet-シリアルゲートウェイ機能 RS-485機器*のEthernetへの接続が可能
電力収集パッケージソフトウエア PR970(別売)
電源/消費電力 100~240V AC ±10% 50/60Hz/最大10VA

*電力モニタPOWERCERTシリーズ、ディジタル指示調節計GREENシリーズ、信号変換器JUXTAシリーズ

外形寸法図

JIS/ANSI

JIS/ANSI 外形寸法図

DIN

DIN 外形寸法図

 

パネルカット

JIS/ANSI

JIS/ANSI パネルカット

DIN

DIN パネルカット

関連情報

PR300のデマンド測定機能は、設定した時限内の平均電力または平均電流を測定します。デマンド測定期間中の最大値も測定できます。設定したデマンド警報点を超過すると、警報出力(オープンコレクタ)します。時限内の開始時間付近での無用な警報を防ぐため、デマンド警報マスク時間も設定できます。 ...
測定要素は全て、任意の位置(上段、中段、下段)に割り付けることができます。 電圧と電流は指定した相の割付やSELキーによる相表示の切換えも可能です。
パソコンと電力モニタをRS-485などの通信で接続し、各種電力データをパソコン上で管理、帳票作成(日報、月報、年報)、グラフ作成、印刷、リアルタイムデータ表示などができるデータ収集ソフトウェア PR970が便利です。データ収集ソフトウェア PR970は、積算バーグラフ画面や積算トレンド画面にて過去のデータと同一画面上で比較できますので、1年前のデータ比較や、省エネ対策前後の効果比較も容易です。比較画面は上下2段でグラフ表示する2段表示と、輝度の違いで表示する重ね合わせ表示があります。 ...
既設の電力量計も監視できますか?
(ns-faq-power-12010-spec-ja)
既設の電力量計がパルス出力付であれば、パルス積算器PR488を使用し、電力モニタデータ収集ソフトウェア PR970などで監視可能です。パルス積算器PR488は、1台に付最大8点の積算パルスを取り込むことができます。本体内で積算しますので確実なデータをRS-485通信で取得できます。 ...
>キーで隠れている桁を表示することができます。
使用出来ますが、測定精度が約5倍悪くなるなどの条件がございます。
PR300はCCC規格対象外の製品ですが、GB規格の対象となるため中国ではご使用いただけません。
電圧や電流の場合はFLOAT32L(32ビット浮動小数点)を選択してください。 積算電力の場合はUINT32L(符号なし32ビット整数)です。
付録1の入力仕様に記載されております。
測定しているラインの電圧が100-240VDC±10%以内であれば問題ありません。 ただし、PR300のメンテナンス時に電源をOFFにする場合、元電源もOFFにする必要がありますので、別系統の電源のご使用をお勧めします。 ...
可能です。定格2次電流を1Aか5Aで選定してください。 PR300自身の消費VAは0.2VAですので、配線分を含め、CTの定格負担を確認ください。
有効電力を確認してください。有効電力がマイナスになっていたり、極端に小さい場合は、下記チェックポイントを確認してください。有効電力がマイナスの時は電力を回生する状態です。 チェックポイント CTの取り付け方向は合っていますか? R相とT相にCTが取り付けられていますか? R相側のCTが1S、1L、T相側のCTが3S、SLに接続されていますか? CT2次側の極性(k、l)も確認してください。 R、S、TがP1、P2、P3に配線されていますか? 他の相および線式の場合も配線、取り...
表示器の単位は、二次側定格電力とVT比、CT比により決まり、固定のため、変更できません。 例. 有効電力量の場合、測定範囲、単位は下表により決まります。 二次側定格電力は下表の定格電力になります。 電圧レンジ150V、300V、600Vに対し、定格入力電圧は、110V、220V、440Vになります。 単相3線の場合は、電圧レンジ300V(固定)に対し定格電圧は200Vになります。 三相4線の場合は、相電圧で電圧レンジを選択します。 ...
有効電力量、無効電力量等の積算電力データは計器電源がOFFしてもデータは保持されます。
後継機種はPR720となります。 PR300とは仕様が異なる部分があります。 PR720は、アナログ出力とイーサネット通信機能がございません。 詳細は仕様書を参照願います。 ...
電力モニタはCT比、VT比の設定が必要です。(電力モニタPR300の場合は、相および線式や電圧レンジなどの設定もあらかじめ必要です。) しかし、設定をしても測定値が実際とかけ離れている場合があります。この場合、有効電力(W)を確認してください。マイナスになっていたり、実際より小さくなっている場合があります。(有効電力がマイナス表示の時は、負荷から電源側に電力供給(回生電力)している状態です。)この場合は、電流/電圧入力の配線、CTの取り付け方向、CTの取り付け相を再確認してください。 ...
電力モニタは1台につき、通常CTを1個~3個使用します。 単相2線式=1個、単相3線式=2個、三相3線式=2個、三相4線式=3個のCTが必要です。
VT比、CT比とは何ですか?
(ns-faq-power-12008-term-ja)
一般に高電圧、高電流の交流信号を測定するには、VT(変圧器)、CT(変流器)を用います。一次側/二次側の定格電圧、定格電流の比がVT比、CT比になります。たとえば、定格一次電流/定格二次電流が500A/5Aの時、CT比は「100」になります。VTも同様です。VTやCTを使用しない場合は、VT比、CT比は「1」になります。 ...
低圧、高圧測定の場合、D種接地、特別高圧測定の場合、A種接地です。 (横河製電力モニタと組合せてご使用の場合。なお変流器CTWシリーズは低圧用です。)

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