横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

最適操業ソリューション

背景

お客様の生産活動では、エネルギーや原料を用いて決められた品質の製品を製造しています。エネルギー消費量や歩留りは利益に直結するため、これまでもさまざまな省エネの取組みや設備の高効率化が行われてきました。

一方、大量のデータ処理技術やIndustrial IoTなどの発展により、これまで分散していた操業データを有効に活用するとともに、生産プロセス間の連携が可能になってきたことで、工場全体や地域内での最適化の道が開けてきました。

工場

industry 4.0

技術

YOKOGAWAは製造コストだけでなく品質や環境基準なども含めた最適な操業を実現するため、データ駆動型モデリング、高速最適スケジューリングという2つの技術を開発し、お客様の操業改善の効果試算、実際の対策、効果検証までのPDCAサイクルを円滑に回すコンサルティングサービスおよびシステム販売を行います。これらをお客様とのコミュニケーションツールとし、操業の課題発見と価値創出を目指します。

予測最適モデルのPDCAサイクル

  • 迅速で正確なモデル化

    工場全体最適化のためには、多種多様で数多くの生産設備をモデル化しなければならないため、データ駆動型モデリング技術を開発しました。エネルギー供給プラントを対象にした事例では、人手によるモデル化と比較して、同程度の精度を保ちながら、5分の1の時間でプラントモデルを作ることができました。

    最適化テクノロジーのデータ駆動型モデリング

  • 実証実験

    現在、お客様のプラントで実際に操業していただき、操業改善効果を検証する実証実験を複数のサイトで行っております。

将来構想

  • 最適化対象範囲の拡大

    エネルギー供給プラントはBTGプラントとも呼ばれるように、ボイラー、タービン、発電機など主要な設備が比較的限られていますが、エネルギーを消費する生産側プラントは多種多様な設備からなるため、従来はモデル化が進んでいませんでした。データ駆動型モデリング技術の、設備の特性を自動的にモデル化するという特性を生かし、生産側設備でのモデル化検証を進め、工場全体の最適操業による価値創造を目指します。
  • 最適化効果の持続

    プラントのモデルは一度作成すると終わりではなく、設備の劣化や外部環境の変動などにより、現実のプラントとのずれが発生します。最適化効果の検証、モデルのリチューニングを含めたPDCAサイクルをお客様と共に回すことで、最適化効果の持続するサービスを目指します。

エネルギー供給プラントの画像

管理室


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