「社会・環境への影響」および「自社の財務への影響」の両面における重要性をマテリアリティと定義しています。2021年に策定した前中期経営計画AG2023において、各事業の関係者に対 するサーベイに基づき、重要性が高くかつ自社が解決すべき課題(重点課題)と貢献のテーマ(貢献分野)を選定しました。GS2028では、欧州サステナビリティ報告基準を参照してダブルマテリアリティ分析を 行い、分析結果を踏まえてサステナビリティ指標を設定しています。
ダブルマテリアリティ分析のプロセス
ステップ1 事業構造の分析と理解
取引データ等を用いてグループ全体のバリューチェーンと主要なステークホルダーを整理し、理解しました。
ステップ2 自社に関係するサステナビリティ課題の特定
自社バリューチェーンの各要素において、関係があるサステナビリティ課題のアイテムを抽出し、リスト化しました。
ステップ3 事業構造の分析と理解
取引データ等を用いてグループ全体のバリューチェーンと主要なステークホルダーを整理し、理解しました。
ステップ4 自社の財務への影響の評価
ステップ2で作成したリストの各項目について、リスクと機会それぞれの観点から、予想される財務インパクトと発生可能性を評価しました。
ステップ5 ダブルマテリアリティの特定
ステップ3と4のいずれか、あるいは両方で重要性があるとされたアイテムを、ダブルマテリアリティとして特定しました。
ダブルマテリアリティの考え方
社会・環境への影響、自社の財務への影響のどちらか、あるいは両方で重要とみなされた内容は重要(マテリアル)とみなす。