20世界中のお客様に高品質のソリューションをYOKOGAWAは、2000年代に入って掲げた“One Global YOKOGAWA”に続き、“Global Solutions and Service Company”という企業像を目指して、組織体制と人財育成の両面を整えグローバル市場で事業を展開してきた。YOKOGAWAはその歩みのなかで常に海外に目を向けてきた。創業間もない1919年には早くも商社経由で製品輸出を行った。事業が軌道に乗った1930年にはベルギーの産業科間接輸出から直接輸出へ学万国博覧会への出品や欧州視察を行い、先進事例の情報収集に努めた。戦後間もなくの欧米視察は、最新の産業動向に触れることで工業計器への注力のきっかけとなった。さらに米国制御機器大手のフォックスボロ社（TheFoxboro Co.）との提携は、当社の技術・製品に磨きをかけ、近代産業のオートメーション化の波に乗る後押しとなった。1957年、ニューヨークでの北米営業所開設を皮切りとして欧州、さらに各地域の産業の発展に伴って東南アジア、南米、中東と海外拠点を設けていく。中国でも1980年からノックダウン生産を始めたが、これは日本企業としては先進的な取り組みであった。1983年の北辰電機製作所との合併によって、海外展開は新たな段階を迎えた。石油・鉄鋼分野に強く、産業用コンピュータを含めた制御システム・機器、航空・舶用機器や業務用映写機なども手掛けていた北辰電機は、海外に通じる人財と技術を有していた。両社の力で世界市場をターゲットとした事業拡大を図り、豪州、インドなどへと拠点は広がっていく。日本の製造業の海外生産加速や国内市場の成熟化もあり、海外市場の重要性はさらに高まった。とはいえ、国内とは比較にならない世界市場をターゲットに事業を拡大YOKOGAWAの海外展開世界が認める技術と品質YOKOGAWA’s Strengths
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