現在、ピークカットによる購入電力料金の削減や、太陽光発電の余剰電力を市場価格が高い時間帯に売電するために、蓄電池の導入を検討するお客様が増えてきています。
蓄電池の活用例
蓄電池の活用には、正確な残量把握が必要となります。
蓄電池残量測定の課題
運用中の残量は、電流を積算することによって測定されます。
ただし、積算で求めた残量には電流計の誤差が累積するため、必要なタイミングで修正しなければなりません。
電圧測定により残量を修正できることもありますが、ESSで一般的に使用されているリン酸鉄リチウムイオン電池のように電圧特性が平坦な場合は、電圧を用いても正確な残量が測定できません。
電流から測定する場合
電圧から測定する際の課題
YOKOGAWAの蓄電池診断
YOKOGAWAの蓄電池診断では独自の技術で電圧変化から残量を測定するため、誤差のリセットのために運用を止める必要はありません。また、電圧特性が平坦なリン酸鉄系リチウムイオン電池でも正確な残量を測定することができます。
詳細は以下をご覧ください。
技法リンク
価値
- 利用可能範囲を拡大
実際に使用可能な残量を把握できるため、より広い充放電範囲で蓄電池を利用することができる
また、セルバランス調整を定期的に行うことによりシステム容量を常に最大化できる - 劣化の抑制
不正確な残量表示、モジュール残量の誤差により、想定運用範囲を外れることによる劣化を抑えることができる - メンテナンス時間の削減
蓄電池を停止せず運用中にセルバランス調整ができる - 安全な運用を支援
残量の減少が極端に速いセルなどを特定できるため、蓄電池システムの予防保全に繋ぐことができる
蓄電池のお試し診断
充放電データを取得し、フォーマットに記入するという簡易な準備をしていただければ、セルバランスを行うことでの容量復元見込み量を診断いたします。
診断の流れ
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