細胞周期インジケーターFucciを用いた2D/3D培養の抗がん剤スクリーニング
細胞周期インジケーターFucci(CA)5は、細胞周期の進行をライブおよび固定サンプルで観察することが出来る蛍光プローブです。細胞周期のG2/M/G1期に蓄積するCdt1の断片に赤色の蛍光タンパク質(AzaleaB5)を、S/G2/M期に蓄積するGemininの断片に緑色の蛍光タンパク質(h2-3)を融合し、それぞれ細胞周期特異的に起こるユビキチン化ープロテアソーム分解機構を利用して細胞周期をリアルタイムで可視化します。(G1期の細胞核は赤、S期の細胞核は緑、 G2/M期の細胞核は黄色(赤色+緑色)の蛍光が観察されます)
当アプリケーションノートでは、Fucci(CA)5を恒常的に発現するHepG2細胞を使用し、抗がん剤など薬剤の効果を経時的に観察した実験例を紹介致します。通常の2D培養および3D培養(スフィア)における位置情報込みのデータから得られる新しい知見にご注目下さい。
詳細はページ上部よりアプリケーションノートをダウンロードしてご覧ください。
※ 本アプリケーションノートでは、理化学研究所 脳神経科学研究センター 阪上 ー 沢野 朝子 先生、宮脇 敦史 先生のご研究を紹介しています。
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