概要
流量の測定はプロセス工業で広く行われており、測定精度、液体・気体などの測定対象、温度や圧力などの流体の性質により、様々な流量計が用いられています。
気体の流量を測定する場合、温度や圧力により密度が変化し、測定誤差が生じます。このような場合、同時に温度と圧力を測定し、補正演算することで正しい流量を算出します。
また、通信機能を搭載した変換器(VJA7やVJU7など)とEthernet/RS-485変換器 VJETを使用し、ペーパレスレコーダ SMARTDAC+ GXシリーズと接続することで、容易にフィールドデータを記録することができます。
温圧補正とフィールドデータの記録に必要な機器
流量測定用ディストリビュータ:VJA1, VJA7など
圧力測定用ディストリビュータ:VJA1, VJA7など
温度測定用温度変換器:VJR6, VJU7
Ethernet/RS-485変換器:VJET
ユニバーサル演算器:MXT-T(渦流量計を使用した温圧補正はMXT-Tを選択します)
シングルループコントローラ:YS1500
ペーパレスレコーダ:GX20
接続例
演算式
Y(出力): 出力信号(%)
X1~X3(第1~第3入力): 入力信号(%)
K1~K4:ゲイン(無単位)
A1~A4:バイアス(%)
ゲインとバイアスの求め方
メリット
豊富なラインナップで、以下のような様々なアプリケーションに対応できます。
- DCSやシングルループコントローラ(SLC)などの制御装置との組み合わせ
- ペーパレスレコーダを用いたフィールド状態の記録
関連製品&ソリューション
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記録からAIによる予兆検知までペーパレスレコーダ(記録計) GX10/GX20
SMARTDAC+ GX10/GX20は、直感的なタッチパネル操作を実現した、パネル取付タイプのペーパレスレコーダです。入出力はフレキシビリティの高いモジュール構造で、さまざまな測定対象に対応します。AIを活用したレコーダ(記録計)です。熱処理や医薬規制 データインテグリティなどの厳しい規格にも対応した機器です。
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JUXTA Mシリーズ プラグイン形
Mシリーズは、本体と端子台(汎用ソケット)で構成される一般形プラグインタイプの信号変換器です。フリーレンジタイプやユニバーサル演算器など、豊富なラインナップを取り揃えています。
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JUXTA VJシリーズ 小形プラグイン形
VJシリーズは、アナログ出力や通信出力などの絶縁2出力を備えた小形プラグインタイプの信号変換器です。一般形のMシリーズに比べ、取付面積は約1/2の省スペース化を実現しています。