あらかじめ光学系の測定部分および配管の洗浄を行った後、定期的に色度ゼロ校正水および色度標準液を通水して、色度計のゼロ点およびスパンを校正します。
(1)ゼロ点校正
濁度計に色度ゼロ校正水を通水する。
指示値が十分に安定するまで通水した後、ゼロ点を合わせます。
色度ゼロ校正水は、精製水を0.2μmのメンブランフィルタを通して微粒子を除去したものを用います。
(2)スパン校正
色度計に色度標準液を通水するか、色度計に付属されているチェックプレートを用いるかしてスパンを校正します。
色度標準液は、「上水試験方法」で定められている、白金・コバルト法による10度の標準液を使用してください。
(3)測定液による実液校正
色度標準液またはチェックプレートで校正したにもかかわらず、測定液の測定値が手分析値と一致しないことがあります。この場合は、色度計に測定液を通水している状態で、手分析値に合わせこむ方法があります。
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