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FC400Gの測定水のpH変動の影響について

遊離塩素は、水中で次亜塩素酸(HCLO)および次亜塩素酸イオン(HCLO-)などの形で存在しています。
これらの解離状態により電気化学的活性度が異なるため、FC400G無試薬形遊離塩素計の出力特性に影響を与えます。
また、この解離状態は、主として水のpHにより決まります。
つまり、FC400G無試薬形遊離塩素計の出力特性は、測定水のpHの影響を受けます〈図1および図2を参照してください〉。
しかし、図2からわかるように、pHの変化幅が1以内(例えば、pHの範囲が6.5~7.5、あるいは7~8)であれば、実用上問題なく測定できます。

図1 pHによるプラトー特性の変化 図2 pHによる拡散電流の感度変化

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