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FC400Gの測定水の温度変動の影響について

プラトー領域での拡散電流は、次式で表すことができます。

Id = K・n・F・C・D2/3・v1/3

     Id :拡散電流(A)
     K :定数
     n :電極反応に関与する電子数
     F :ファラデー定数(96,500C)
     C :被電解物質(塩素)の濃度(mol/L)
     D :拡散係数(cm2/s)
     v :指示極の回転数(/s)

測定水の温度が変化すると、上式のD(拡散係数)が変化し、これにしたがってId(拡散電流)が変化します。
FC400G無試薬形遊離塩素計では、測温抵抗体(Pt1000Ω)により水温を正確に測定し、この拡散係数に対応する補償演算を行って、測定水の温度変動の影響をほとんど受けない特性を実現しています。

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