横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

FC400Gの結合塩素の影響について

測定液中に結合塩素が混入している場合は、遊離塩素に反応して流れる拡散電流に、結合塩素に反応して流れる拡散電流が重畳するため、出力は遊離塩素に結合塩素の分が加算された値になります。
FC400G 無試薬形遊離塩素計の電極系に、遊離塩素および結合塩素(モノクロラミン、ジクロラミン)をそれぞれ供給して測定した電圧電流特性(プラトー特性)を下図に示します。

FC400G 無試薬形遊離塩素計は遊離塩素を測定する計器ですので、結合塩素対策を施しても結合塩素濃度の30%程度の影響は免れません。
測定液中に結合塩素が混入している場合は、当社のRC400G 残留塩素計で、結合塩素対策を施したタイプを推奨します。この場合は、出力への影響は結合塩素濃度の5%程度まで軽減できます。

結合塩素によるプラトー特性

関連製品&ソリューション

  • 無試薬形遊離塩素計 FC400G

    浄水、配水、給水栓中の遊離塩素濃度管理に適しています。浄水場の他、配水管ネットワーク上のポンプ場、配水場、学校や公民館などの公共施設の測定箇所で使用されています。RC400G同様、回転電極式ポーラログラフ法を採用しています。

    さらに見る

トップ