固定発生源の窒素酸化物(NOx)濃度の排出規制は、下記の演算式による残存酸素濃度を補正した値で行われます。
C :窒素酸化物の換算濃度(ppm)
On:基準酸素濃度(%)
(燃焼施設、燃料種類等により決められる値。値は設定で可変:0~19%O2、初期値:12%)
石油燃焼ボイラ:4%
ガス専焼ボイラ:5% 固体燃焼ボイラ、石油加熱炉:6%
コークス炉:7%
ゴミ焼却炉:12%
<窒素酸化物濃度の基準酸素濃度換算ブロックダイヤグラム>
SO2濃度、CO濃度の場合も、上記の演算式によって補正します。
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