パーソナルpH/ORPメータの専用検出器は、大別して一般用と特殊アプリケーション用があります。
一般用として、
KCl 無補給形複合pH検出器:
KCl 溶液を自然拡散させるタイプの複合pH検出器(ガラス電極、比較電極および測温体が一体となっている)です。
取り扱いが簡便なため、特別な用途以外のpH測定に適しています。
KCl 補給形複合pH検出器:
KCl 溶液がなくなったら、補給口から補給することができます。
計量法検定付や汚れの厳しい排水の測定などに使用します。
特殊アプリケーション用として、
ニードル形pH検出器:
ガラス電極の先端が尖った形のpH検出器で、パン生地のような練り物などに突き刺して測定したいときに便利です。
測温体が組み込まれていないため、手動温度設定が必要です。
KCl 溶液がなくなったら、補給口から補給することができます。
試験管用pH検出器:
ガラス電極部の直径が8mmで、一般用pH検出器の半分弱の太さですので、試験管の中の測定など狭いところでのpH測定に適しています。
測温体が組み込まれていないため、手動温度設定が必要です。
KCl 溶液がなくなったら、補給口から補給することができます。
専用ORP検出器は、KCl 補給形一種類のみです。
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