ORP検出器が正常であるかどうかは、チェック溶液を測定した時に得られる測定値で判断します。 チェック溶液としては、「キンヒドロン溶液」を用います。
キンヒドロン溶液の調製
キンヒドロン試薬(部品番号:K9024EC)1袋分を広口ビン(250mL)に入れ、純水を注いで溶解して総量250mLの溶液とします。
純水の温度が低い場合、試薬が完全に溶解せずに多少液面に浮くことがありますが、使用するうえでの問題はありません。
なお、キンヒドロン溶液は経時変化しますので、調製した日に使用してください。
チェック要領
調製したチェック溶液を、50~100mL程度清浄な容器に入れ、ORP検出器の先端部を浸します。
表示が安定したら(通常5~10分程度)、ORP値と液温を読み取り、下図の許容範囲(±40mV)入っていることを確認します。
許容範囲からはずれている場合は、ORP検出器の白金電極部を洗浄してください。
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