ジルコニア式酸素濃度計変換器 ZR402Gは、自己診断機能によってエラーや警報を検出することができます。
(1)エラー
エラーは、検出器のセル(センサ)やヒータ、あるいは変換器の内部回路など、検出器または変換器本体に異常が発生した可能性がある場合に検出されます。
エラーが発生した場合、ZR402Gは次のことを行います。
- システムの安全確保のため、検出器ヒータへの電源供給を停止します。
- 画面上にエラーマーク()を点滅させ、エラーの発生を知らせます。
- 「接点出力の設定」でエラーが設定されているときは、その接点を出力します。
- アナログ出力を「出力ホールドの設定」で設定している状態に変えます。
下図左側の画面に表示されているエラーマーク()を押すと、下図右側の画面のようにエラー内容が表示されます。
(2)警報
警報が発生すると、画面上にアラームマーク()を点滅させ、警報の発生を知らせます。
警報発生時は、ヒータへの電源を止めるなどの処置は行いません。
発生要因が取り除かれた時点で警報も解除されます。
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