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ZS8D/ZS8C 防爆形ジルコニア式酸素濃度計のシステム構成について

防爆形ジルコニア式酸素濃度計のシステム構成は、大別して一般用検出器(測定ガス温度800℃以下)を用いたタイプと高温用検出器(測定ガス温度1,400℃以下)を用いたタイプとに分けられます。
検出器のガス通路や測定ガス吸引用エゼクタの温度が低くなると、測定ガス中の水分が結露し、ガス通路やエゼクタなどに詰まりや腐食が生じます。そのため、下記の部分を保温して結露を防止することが必要です。
検出器の保温は、電気ヒータによる方法とスチームを用いる方法とがあります。

  • 保温が必要な部分
       検出器センサ部フレームアレスタ
       検出器用エゼクタ
       一般用検出器プローブのガス吸引管
       高温用プローブアダプタ

比較空気は、露点温度-20℃以下で除湿し、オイルミストおよびダスト類を除去した計装用空気を使用してください。

(1)システム構成例1 (検出器:一般用、保温方法:電気ヒータ)
測定ガス温度が800℃以下で、硫黄分を含まないガス専焼の場合のシステムです。
電気ヒータにより加温部は130℃にコントロールされます。

システム構成例1 (検出器:一般用、保温方法:電気ヒータ)

(2)システム構成例2 (検出器:一般用、保温方法:スチーム)
測定ガス温度が800℃以下であれば、硫黄分を含む燃料の場合でも使用できるシステムです。
硫黄分を含む燃料の場合は、蒸気圧800kPa以上のスチームで、検出器を酸露点以上(160℃程度)に保温します。
硫黄分を含まないガス燃料の場合は、蒸気圧200~300kPaのスチームで大丈夫です。

システム構成例2 (検出器:一般用、保温方法:スチーム)

(3)システム構成例3 (検出器:高温用、保温方法:電気ヒータ)
測定ガス温度が1400℃以下で、硫黄分を含まないガス専焼の場合のシステムです。
電気ヒータにより加温部は130℃にコントロールされます。

システム構成例3 (検出器:高温用、保温方法:電気ヒータ)

(4)システム構成例4 (検出器:高温用、保温方法:スチーム)
測定ガス温度が1400℃以下であれば、硫黄分を含む燃料の場合でも使用できるシステムです。
硫黄分を含む燃料の場合は、蒸気圧800kPa以上のスチームで、検出器を酸露点以上(160℃程度)に保温します。
硫黄分を含まないガス燃料の場合は、蒸気圧200~300kPaのスチームで大丈夫です。

システム構成例4 (検出器:高温用、保温方法:スチーム)

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