解決のポイント
- YOKOGAWAの提案は、制御システムの制御安定性・安全性を向上させ、現場の負荷を減らすというもの
- 現場課題の解決を図りつつ、様々なソリューションを取り入れた、未来を見据えた提案
- システム化された制御システムは故障率が非常に低く、結果として生産性向上も見込める
解決
YOKOGAWAの提案で現場の課題を解決しつつ生産性向上を図るプランを形にすることができた
システム更新に関する打ち合わせで、相談を受けたYOKOGAWAから早速、操業改善案を取りまとめた提案が寄せられました。N部長は、提案を見て驚いたといいます。
「 YOKOGAWAの提案は、まさに我々のジレンマを解消するものでした。その提案は「データを最大活用し、制御システムの制御安定性・安全性を向上することによって、オペレータの負荷を軽減し、安心安全な操業を実現して生産性を向上する」というものでした。
この改善提案には、以下のようなソリューションが含まれていました。
- AOG:人間工学を取り入れた設計でDCS画面をリニューアル、視認性向上
- 安全計装システム:プロセスのリスクに基づき安全機能をシステム化、故障率を低減
- 運転・制御支援システム:オペレータノウハウの視覚化も組み入れた、制御性の安定化
安全性の改善だけでなく、その延長線上で生産性向上についても考えられていました。また、潜在的な課題に対するアプローチも検討されており、次期システム更新を付加価値のある計画として立案できる、と思いました」
プロジェクトはこの改善提案を、上層部や関係部署を交えて何度か検討した結果、P社はYOKOGAWA提案内容を次期制御システムに取り入れることを決定しました。現在プロジェクトはYOKOGAWAとともに、現場の声を基にしたシステム更新の詳細を詰めているところです。
「最終的にどのようなシステムになるのか、またどれだけ効果を上げられるのか、楽しみです」(N部長)