食品工場の殺菌工程における殺菌釜の温度・圧力の監視・記録

株式会社エスビーサンキョーフーズ様

食品工場の殺菌工程における殺菌釜の温度・圧力の監視・記録にペーパレスレコーダGX20をお使いいただいております。

株式会社エスビーサンキョーフーズ様は、駿河湾に面する静岡県焼津市、桜えびやしらすの水揚げで有名な大井川港のすぐ近くにあります。エスビー食品株式会社の関連会社として、カレーを主とするレトルト食品および缶詰の製造・販売をしています。今回は、製造機器の保守・保全を含むエンジニアリング全般をご担当されている古川様にお話を伺いました。

チャートレコーダからペーパレスレーダへの切り替え時は、いくつかのメーカーのペーパレスレコーダが候補にあがり、作業者が各社のデモ機を実際に操作し、操作面、機能面に加え、既存のチャートレコーダからのスムースな移行なども考慮しながら、ご検討いただいたそうです。「操作のしやすさ、チャネルのグループ設定機能、表示画面のカスタマイズなどが採用の決め手でした。」（古川氏）GX20は、あらかじめ設定されたグループ毎にデータが表示できるので、殺菌釜毎、各殺菌釜の温度毎、圧力毎のデータを表示できることが採用の決め手の1つになったそうです。また、トレンド、ディジタル、バーグラフ、メッセージ／アラーム／メモリサマリなど様々な表示画面をご用意しておりますので、画面をいくつかに分割し、それぞれ表示したい画面を設定することもできます。

「記録したデータは、殺菌の作業終了後、自動的にデータをネットワーク上のハードディスクにFTP転送しています。メディアなど媒体の移動もなく、確実にデータが保存できています。今回のペーパレス化によって記録不備がなくなり、データが確実に記録・保管できていることは非常に助かっています。過去のデータを閲覧する際も、専用ソフトでデータを表示でき、期間を指定してデータを表示できる機能はとても便利です。また、Webブラウザを利用して、事務所のパソコンからリアルタイムでデータを閲覧できるので、万が一現場で問題が発生した場合など、事務所でデータを確認、分析できるのも便利です。会議の際にも、リアルタイムにデータをみながら、打ち合わせができるようになりました。」（古川氏）GX20では、パソコンのブラウザから、本体同様の画面でリアルタイムにデータを確認でき、シームレスな遠隔監視を実現できます。

「GXには、アラーム発生時のメール送信機能など様々な機能が実装されているので、セキュリティを担保しつつ、“ネットワーク”と“ペーパレス”の利点を生かして、さらなる活用を検討していきたいと思っています。」（古川氏）GX20は、FTPによるデータ通信機能やEメール送信機能をはじめ、多彩で便利なネットワーク機能を実装しており、お客様のご要望に応じた記録環境を構築することができます。

「確実にデータが記録されているので、安心して利用しています。」（古川氏）

 

お客様紹介

株式会社エスビーサンキョーフーズ
製造部長付　エンジニアリング担当　古川　輝様

 

※掲載内容は、2014年6月取材時のものです。
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