未来へ向かう 「進化する工場」
ロート製薬株式会社 上野テクノセンター
ロート製薬株式会社 上野テクノセンター
ロート製薬株式会社は、「Happy Surprise よろこビックリ誓約会社」というコーポレートスローガンを掲げ、商品とサービスを通して「驚き」と「喜び」をお客様に提供しています。
1999年に 創業100周年の節目を迎え、21世紀に向けた生産・物流・開発の新拠点として「上野テクノセンター」を建設。幅広いお客様のニーズにフレキシブルに対応できる高度な品質体制で 高効率な生産が行える工場を完成させました。
INDEX
導入の背景/経緯
2005年の販売承認制度への移行を見据え、生産能力の改善と受託生産やOEM生産も視野に入れ、上野テクノセンターに第2工場棟を建設しました。
「既に動いているシステムを、大きく変えることは出来ないと正直思っていました。ところが、“やれます”、 “発想を変えれば実現できます”、 “最適な提案ができます”と手を挙げてくれたのがYOKOGAWAさんでした。」と、ロート製薬株式会社 生産事業本部 生産技術部の滝部長は語る。
また、「システムのPart11対応を行うと同時に、人の道具であるコンピュータ・システムとしての操作性の良さや柔軟性、すでに導入されている設備や機器との接続性の良さを求めた改善を目指した結果、CIMVisionPharmsが最もフィットしていたので採用しました。」
導入効果
「システムを動かすためのマスター登録がポイントだった。今では、以前の半分以下の時間で登録が可能になりました。」と、生産事業本部 生産企画部 マネージャーの松本氏は語る。
続いて、滝氏も「在庫の移行がテーマだったが、3系統ある搬送系システムの統括管理を見事に実現しました。」
「Part11の監査証跡機能は異常発見時の原因分析に大変役立ちました。発想の違いによる提案なども多々あり、YOKOGAWAさんの “経験を活かした、柔軟な対応と実現力の高さ” に感心しました。」と語る、滝・松本両氏。
CIMVisionPharms によるソリューション
- 工程の変更や、組替え時のマスター変更が短時間で可能
- Part11の監査証跡機能(履歴機能)により、トラブル発生時の原因追求がオペレーションレベルで分かり、再発防止を確実化
- SOPに基づく作業支援でミス防止
- 異なる3つの自動倉庫や自動搬送設備系を有機的に接続し、統括管理を実現
- 在庫の一元管理やRFIDタグを利用したシステムの連携を実現
将来構想
「原価低減が予想より早く実現できました。生産能力拡大の原動力になったのは自動化であり、それを支えてくれたのがCIMVisionPharmsでした。」「上野テクノセンターで花咲かせた製造管理システムのノウハウを、大阪工場にフィードバックしたい。」「CIMVisionPharms導入によるノウハウを活かし、ロートの新たな受託生産事業を発展させたい。」と、ビジョンが尽きない滝・松本両氏。
お客様プロフィール
社名 | ロート製薬株式会社 |
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本社所在地 | 大阪府大阪市(大阪本社)・東京都港区(東京本社) |
工場 | 上野テクノセンター |
工場所在地 | 三重県伊賀市 |
事業内容 | 医薬品、化粧品、機能性食品等の製造・販売 |
URL | http://www.rohto.co.jp/ |
業種
関連製品&ソリューション
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CIMVisionPharms
GMP、PIC/S、厚生労働省 ER/ES 指針に準拠し、製剤から包装までの秤量を含む製造工程管理をシステム化したMES パッケージです。
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MESソリューション
リアルタイムに発生する製造データ、製造オペレーションを管理することで効率的生産活動に貢献します。
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情報ソリューション
YOKOGAWAの情報ソリューションは「現場-経営 直結ソリューション」をコンセプトに、制御機器からMES・ERPまで製造業務のトータルソリューションを提供します。
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製造実行管理システム
リアルタイムに発生する製造データを可視化・共有化することできめ細かい生産を支援する製造管理システムを提供します。