イギリスのSurrey大学 Melanie教授らのグループが当社のSS2000を使い、従来の技術では困難とされている生きた細胞からのシングルセルLC/MSを実現しました。
SS2000による高精度でインタクトなサンプリング技術とマイクロフロー質量分析技術を組み合わせることで、生きた細胞の超微量サンプルからリピドミクス解析する画期的な手法を確立しました。
本研究では、個々のすい臓がん細胞のシングルセルから脂質プロファイルを安定的に読み出し、がん細胞の脂質分析とSS2000から得られたライブセルイメージングデータを相関させることに成功しました。これはリピドミクス解析における新たなマイルストーンになり、他の手法のデメリットを克服する革新的な研究成果です。
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細胞内サンプリングシステム SS2000
SS2000は共焦点顕微鏡で培養中の細胞を撮像しながら、1細胞レベルで細胞内の特定の部位や領域を全自動で直接サンプリングするシステムです。細胞を丸ごとサンプリングすることも可能です。培養中の細胞を剥がす必要がないため、位置情報や形態情報が保持されます。