2020年1月30日発表
2013年度に当社が国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から採択された「地球温暖化対策技術普及等推進事業 石油精製プラントの運転制御最適化による省エネルギー」の実証事業が2019年3月に終了しました。本事業では,インドネシアの既存石油精製プラントで設備や装置の増設や改造をせずに,当社の高度制御ソリューション「Platform for Advanced Control and Estimation」を導入することで、省エネルギーおよび年間2,734トンのCO2排出削減を実現し、このたびCO2排出削減量が,日本政府が進める二国間クレジット制度(JCM)※のもとでクレジットとして発行されました。
横河電機の多変数モデル予測制御に代表される高度最適化制御などの技術およびJCMは,パリ協定の下,自国が決定する貢献(Nationally Determined Contribution:NDC)達成に貢献するものです。当社は、サステナビリティ目標「Three goals」を掲げ、社会・経済・環境の3つの側面で課題の解決に取り組んでいます。今後も当社は、地球温暖化対策に貢献する取り組みを実行していきます。
※ 二国間クレジット制度(Joint Crediting Mechanism、JCM)
二国間クレジット制度は、優れた低炭素技術や製品の移転を通じた相手国での温室効果ガスの排出削減・吸収への貢献を、日本の貢献分として適切に評価する仕組み。
以上
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