2008年2月4日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、「ネットワークベース生産ソリューション STARDOM」の機能を強化し、2月5日から販売を開始します。
今回の「STARDOM」の機能強化では、マイクロソフト社の新しいOS「Windows® Vista™」への対応と、ユーザのエンジニアリング効率向上を支援する“エンジニアリングサンプル”の無償公開(注:登録料無料の会員登録済みユーザ向け)を行います。
機能強化の内容
- Windows Vista対応
マイクロソフト社は、新OS「Windows Vista」の発売により、「Windows XP™」の正規OEMライセンス提供を本年6月末で終了します。今後、OSの移行が進んでいくことから、STARDOMのSCADAソフトウエア「VDS/ASTMAC」のWindows Vista対応を実施します。 - エンジニアリングサンプル無償公開
ユーザがSTARDOMの制御プログラムを作成する際に役立つ“エンジニアリングサンプル”を、会員登録(登録料無料)を行ったユーザに限り無償公開します。“エンジニアリングサンプル”は、様々な監視・制御に関する動作や機能のプログラムを部品化したもので、これらを利用することで制御プログラムの作成を容易にするものです。ユーザはこのエンジニアリングサンプルを使用することで、エンジニアリング効率を向上させることができます。
STARDOMについて
「STARDOM」は、制御、操作、監視などの機能別コンポーネントで構成するオープンネットワーク制御システムです。分散型制御システム(DCS)の信頼性と汎用プログラマブルコントローラ(PLC)を使用したPLC計装システムの汎用性・経済性を両立させた“第二世代のPLC計装システム”と言えます。自律型コントローラ「FCN/FCJ」とSCADAソフトウエア「VDS/ASTMAC」を組み合わせて、設備規模に応じて柔軟にシステムを構築できます。国際標準のプログラミング環境(IEC61131-3)を採用し、FOUNDATION Fieldbus、HART、Modbus、DNP3など多様な通信インタフェース・通信プロトコルに対応するなど高い汎用性を実現しています。
SCADAソフトウエアには、Webブラウザ(Internet Explorer)を使用し、ネットワーク経由でどこからでも現場にアクセスできることを特長とするWebベースHMIのVDSと、任意のアプリケーション処理を構築できるFA向けHMIのASTMACとがあり、それぞれの目的によって使い分けられることが特長です。
主な市場
- 油田・ガス田の開発、上下水道、コジェネレーション設備などの広域に分散した設備
- 石油、化学、鉄鋼、紙・パルプ、食品や薬品などにおける中小規模プラント
- 電機・機械などの組み立て加工産業 など
用途
各種生産設備の操作、監視、制御全般、データ収集、記録保存 など
以上
※Microsoft、Windows、XP、Vistaはマイクロソフト社の登録商標または商標です。
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