横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

レンジフリーコントローラ「FA-M3R」用モジュール3種類を発売

2008年4月15日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀周造)は、自社のレンジフリーコントローラ「FA-M3R」用に3種類の通信モジュールを開発しました。
 今回開発したのは、「YHLS(YOKOGAWA Hi-speed Link System)マスタモジュール」、「YHLSスレーブユニット」、「FAバス2モジュール」(ワイヤ版)の3種です。
「YHLSマスタモジュール」と「YHLSスレーブユニット」は4月21日に発売します。また、「FAバス2モジュール」(ワイヤ版)は、6月末の発売を予定しています。

レンジフリーコントローラ FA-M3R/YHLSマスタモジュール・スレーブユニット・FAバス2モジュール
レンジフリーコントローラ FA-M3R
YHLSマスタモジュール・スレーブユニット・FAバス2モジュール

開発の背景

 半導体製造装置や電子部品組み立て装置など各種機械・装置には、生産スペースを減らして工場の生産効率を上げるために、小型化の恒常的ニーズがあります。そのため、これらの装置に組み込まれる制御用のプログラマブル・コントローラ(PLC)には、できるだけ小型で配線スペースを取らないことが要求されます。
 今回発売する3種の通信モジュールは、PLCとセンサ/アクチュエータ間の省配線に寄与し、各種装置の小型化の実現に貢献します。

製品の特長

  1. 「YHLSマスタモジュール」/「YHLSスレーブユニット」
    「YHLSマスタモジュール」は、高速な1:NリモートI/O通信システムの親機モジュールです。制御対象である装置から離れた制御盤内にPLCを設置する場合、子機であるスレーブユニットを装置内に実装、これに各種センサなどの入出力を接続し、制御盤内のPLCと通信バスで接続します。各センサの入出力をPLC本体に直接配線する必要がなくなるので、制御盤と装置間の配線を減らせるというメリットがあります。
    • 高速12Mbps通信
       マスタモジュール/スレーブユニット間の通信速度は最大12Mbpsで、1ポートにスレーブユニットを63台接続した場合でもスキャンタイムがわずか0.96msです。
    • 最大入出力点数4,032点
       1ポートに2個のコネクタを持っており、1ポートあたり2系統の通信が可能です。入力最大2016点、出力最大2016点のI/O接続が可能です。
    • ユーロ端子タイプ採用
       接続用コネクタとして、接続の確実性と高い実装密度を特長とするユーロ端子を採用しました。ケーブル加工が容易になり、括線挿抜に対応しています。
  2. 「FAバス2モジュール」(ワイヤ版)
     FA-M3RのI/Oを拡張するため、子局を増設する際に使用するワイヤ版の子局増設用通信モジュールです。2芯2対のシールド付ケーブルが使用でき、コストパフォーマンスに優れた効率的なリモートI/Oシステムが構築できます。

主な市場

半導体製造装置、電子部品/電子機器組み立て装置などの各種自動機メーカ

 

用途

上記装置の組込コントローラとして使用

以上

詳細は、こちら


トップ