2009年1月7日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)は、このたび国際連合(以下国連)が提唱する人権・労働・環境・腐敗防止に関する10原則(「国連グローバル・コンパクト」)を支持することを決め、1月5日付けで参加企業として登録されましたのでお知らせします。当社は、日本企業としては、76番目の参加です。
国連グローバル・コンパクトは、1999年に世界経済フォーラムで当時の国連事務総長のコフィー・アナン氏が提唱し、2000年に正式に発足しました。グローバル・コンパクトは参加する世界各国の企業に対して、人権、労働、環境、腐敗防止に関する10の原則を支持し、実践するよう求めています。2008年12月現在、世界で約6400団体が参加しています。
当社は、1915年の創業以来、「良き市民であり 勇気をもった開拓者であれ」という企業理念に基づき、1994年にグループ全体に適用する“企業行動規範”を制定、2007年には、具体的な行動指針である“コンプライアンスガイドライン”を発行し、事業活動を通じた社会への貢献やコンプライアンスなど、企業にとって基本的な責任を果たしてきました。
また、2008年にはCSR推進本部を新設し、温暖化防止などの地球環境に対する貢献をはじめ、地域や社会が抱えている課題を解決する活動を一層積極的に進めています。今回のグローバル・コンパクトへの参加を機に、これまで以上に企業としての社会的責任を果たすべく活動してまいります。
グローバル・コンパクトの10原則は以下のとおりです。
<人権>
- 企業はその影響の及ぶ範囲内で国際的に宣言されている人権の擁護を支持し、尊重する。
- 人権侵害に加担しない。
<労働>
- 組合結成の自由と団体交渉の権利を実効あるものにする。
- あらゆる形態の強制労働を排除する。
- 児童労働を実効的に廃止する。
- 雇用と職業に関する差別を撤廃する。
<環境>
- 環境問題の予防的なアプローチを支持する。
- 環境に関してのいっそうの責任を担うためのイニシアチブをとる。
- 環境にやさしい技術の開発と普及を促進する。
<腐敗防止>
- 強要と賄賂を含むあらゆる形態の腐敗を防止するために取り組む。
以上