2009年4月15日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀周造)は、当社のレンジ フリーコントローラ「FA-M3R」向けに4種類のモジュールを開発、4月20日に販売を開始しますのでお知らせします。
今回ラインアップに追加したのは、「トランジスタ出力モジュール(出力数32点)」、「トランジスタ出力モジュール(出力数64点)」、「トランジスタ入出力モジュール(24VDC入出力数各32点)」、「トランジスタ入出力モジュール(12VDC入出力数各32点)」の4種類すべてに出力短絡保護機能を付加したモジュールです。
また、今回発売するモジュールのうち入出力モジュールを、小規模なアプリケーションに最適なパッケージ商品「FA-M3バリュー2」シリーズに組み入れ、同シリーズのラインアップを追加しました。
開発の背景
当社のレンジフリーコントローラ「FA-M3R」は、プログラマブル・コントローラ(PLC)に分類される製品で、半導体製造装置や電子部品組立装置など、各種機械・装置の組み込みコントローラとして使用されます。
近年、工場では、デジタル家電など最終製品の需要変動への対応や、一層の生産効率向上のために、工場内で機械・装置の配置を変更する機会が増えています。配線の変更作業が増加するに伴い、誤配線等による短絡の可能性も考慮する必要が生じてきました。
このため当社は、短絡を保護する機能を付加したモジュールのラインアップを追加しました。当社のトランジスタ出力、トランジスタ入出力モジュールの32点以上の入出力数のものにはすべて出力短絡保護機能がついたことになり、多様な機械・装置の生産性向上と安全性の確保に貢献します。
製品の特長
- トランジスタ出力モジュール、トランジスタ入出力モジュール
トランジスタ出力(出力数32/64点)、トランジスタ入出力(12VDC入出力数各32点/24VDC入出力数各32点)各モジュール合計4種類に出力短絡保護機能を付加しました。この機能により、異常値を検知すると電流を制限してモジュールの破損を防ぐことができます。 - FA-M3バリュー2(モジュールのセット商品)
小規模アプリケーションに必要なモジュールをパッケージ化したFA-M3バリュー2に、今回発売する出力短絡保護機能付入出力モジュールを組み入れたシリーズを追加ラインアップしました。FA-M3バリュー2により、装置メーカはPLC選定の効率化が図れます。
主な市場
半導体製造装置、電子部品/電子機器組立装置などの各種自動機メーカ
用途
上記装置の組み込みコントローラとして使用
以上