2010年11月25日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀周造)は、高速インタフェースに対応したFPDドライバテストシステム「ST6731」を開発しましたのでお知らせします。発売は2011年3月を予定しています。
今回開発した「ST6731」は、定評ある当社従来機ST6730の基本仕様を踏襲しながら、データレート※が2Gbpsを超える高速インタフェースにも対応したFPDドライバテストシステムのハイエンドモデルです。
当社は、本製品を2010年12月1日から幕張メッセで開催される「セミコン・ジャパン 2010」に出展します。
FPDドライバテストシステム「ST6731」
開発の背景
3D対応のテレビでは、フラットパネルディスプレイの大型化や画面の高精細化が進み、また、スマートフォン(高機能携帯電話)などの携帯通信端末でも画面の高精細化が進んでいます。このためドライバICでは、一定時間に処理するデータ量が増大することから、高速なデータ処理が必要とされています。こうした状況から、現在ドライバICテストシステムには、測定効率を上げるためにデータレートが2Gbps以上の高速インタフェースに対応する能力が求められています。今回開発したST6731はこのような要求に応えて高速インタフェースに対応しています。また、従来機ST6730を使用されているお客様も、高速インタフェース対応モデルへアップグレードできます。
製品の特長
- 高速インタフェースに対応
データレート2.52Gbpsを実現し、2Gbpsを超える高速インタフェースを有するドライバICをテストできます。3D対応テレビのドライバICなどに搭載される高速インタフェースに対応します。 - 従来機ST6730からのアップグレードが可能
従来機ST6730を使用されているお客様は、ハードウエアとソフトウエアの追加で高速インタフェース対応モデルにアップグレードできます。本体や付随する機器などはそのまま使用可能で、高速インタフェース対応モデルを新規購入するのに比べて約3分の1の投資で済みます。また設置状態のままアップグレードできるため、ドライバテストシステムの使用停止期間を短縮できます。
主な市場
スマートフォンなどの携帯通信端末や薄型テレビ・3D対応テレビなどに使用されるドライバICのメーカやテストハウス
用途
FPDドライバICのウェハテスト、ファイナルテスト
以上
※ データレート
1秒間に転送することができるデータ量のことで、bps(ビット/秒)で表す。
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