2011年10月4日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長 海堀 周造)は、制御システムのネットワークを構築する当社の高速制御バス※1「Vnet/IP®(ブイネット・アイピー)」向け工業用 ネットワークスイッチ※2として、ドイツのヒルシュマンオートメーションアンドコントロール社(以下、ヒルシュマン社)の製品を採用し、このほど製品供給に関する契約を締結しました。これにより、「Vnet/IP」向けのネットワークスイッチとして長期安定供給が可能となります。また、販売から保守サービスまでを当社が担当しますので、より信頼性の高い制御ネットワークが構築できます。
工業用ネットワークスイッチ(ヒルシュマン社製)
プラント制御システムにおいて、より信頼性の高い制御ネットワークを構築するには、周辺温度や腐食性ガスなどに対する耐環境性能などの観点で、信頼性の高い工業用のネットワークスイッチを使用することが望まれます。また併せて、プラントのライフサイクルに合わせた製品の安定供給と保守が必要です。このため当社は、工業用ネットワークスイッチでグローバルシェアNo.1メーカであるヒルシュマン社の製品を採用しました。ヒルシュマン社の製品は、故障率の低さや耐環境性能などで多くのお客様から高い信頼を得ており、長期安定運用が求められるプラント向け制御ネットワークの構築には最適です。
当社は、お客様のプラント制御システムの安定運用を長期にわたりサポートするとともに、今後も信頼性の高いプラント制御システムを提供していきます。
以上
※1 制御バス
システムの操作盤やコントローラなど、制御システムを構成する機器をつなぎ、制御情報を伝送するための通信路。「Vnet/IP」は、統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム ブイピー)」、および安全計装システム「ProSafe® -RS(プロセーフ アールエス)」で使用されている。
※2 ネットワークスイッチ
制御システムの機器間をつなぐネットワークの中継機器。
ヒルシュマンについて(Hirschmann Automation and Control Gmbh)
工業用ネットワーク機器の開発・製造メーカ。アメリカの通信用ケーブルメーカであるベルデン社の子会社。本社はドイツ南西部シュツットガルド近郊のネッカーテンツリンゲン。従業員数は約1,600名。
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