2012年8月29日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:海堀 周造)の子会社である韓国横河電機(本社:韓国 ソウル 社長:吉田 真一)は、ベトナムのクアンニン省に建設されるモンズオン第2石炭火力発電所向けの制御システムを、韓国の斗山重工業から受注しました。
モンズオン第2石炭火力発電所は、AES-VCMモンズオン電力会社※が建設する総出力120万キロワット(60万キロワットの発電ユニット2基)のベトナムでも最大級の発電所で、第1ユニットの操業開始予定は2014年8月です。今回当社が受注したのは、ボイラの制御とボイラとタービンの付帯設備の制御を行う統合生産制御システム「CENTUM® VP」(センタム ブイピー)と、非常時の緊急遮断システムとして使用される安全計装システム「ProSafe®-RS」(プロセーフ アールエス)です。第1ユニット向けは2013年1月、第2ユニット向けは2013年7月に出荷予定です。韓国横河の韓国の発電所への多数の制御システム納入実績や高いエンジニアリング能力、当社のベトナムにおける発電所向けシステムの納入実績が斗山重工業に高く評価され、本プロジェクトの受注につながりました。
近年、韓国のプラントメーカは、新興国を中心とする活発な電力市場で積極的な事業展開を行っています。2008年、韓国横河電機は電力プラント向け専任組織を設置し、積極的な受注活動を展開してきました。当社は今後も韓国での受注活動に注力し、新興国を中心とした電力プラント向け制御ビジネスを加速することで、中期経営計画「Evolution 2015」で掲げた戦略分野の一つである電力ビジネスの拡大につなげていきます。
以上
※ AES-VCMモンズオン電力会社(AES-VCM Mong Duong Power Company Limited)
米国電力会社AES、韓国のポスコパワー、中国投資有限責任公司(CIC)による合弁会社。
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