2016年7月15日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、当社の統合生産制御システム「CENTUM® VP(センタム・ブイピー) R6」が日刊工業新聞社主催の「第46回機械工業デザイン賞」において、最優秀賞である「経済産業大臣賞」を本日、15日に受賞しましたのでお知らせします。当社が最優秀賞を受賞するのは、1989年の総合制御システム「CENTUM-XL(センタム・エクセル)」での受賞以来2回目です。
CENTUM VP
機械工業デザイン賞
「機械工業デザイン賞」は、日刊工業新聞社が経済産業省の後援、日本商工会議所、各工業団体の協賛を得て、日本の工業製品のデザインの振興・発展を目的に、1970年の創刊55周年を記念して創設した賞です。機械工業デザイン賞の審査は、主として生産財を対象としており、審査委員会は関係省庁、大学、各工業団体の有識者で構成されています。審査は、製品の品質や安全性に力点が置かれていますが、合わせて性能向上や産業振興のために、新しい時代のデザインの在りようを明らかにしていくことも目的としています。
受賞製品
統合生産制御システム「CENTUM VP R6」
N-IO
CENTUMシリーズは、プラントの制御や運転の監視を行う高信頼の生産制御システムで、当社制御事業の基幹製品です。最新シリーズであるCENTUM VP R6では、制御システムの重要な要素である入出力装置のラインアップに、「N-IO(Network-IO)」を追加しました。N-IOはソフトウエアの設定によって信号の種類を端子ごとに容易に変更できる独創的な機能をもちます。これにより、プラントの建設工事中にセンサの種類に変更が生じても、ハードウエアや膨大な数の配線を変更する必要がなく、プラント建設全体の工期に大きく影響しません。デザイン面では、装置全体で色調やLED表示エリアを統一し、N-IOを構成する各モジュールが連携して信頼性や安全性をお客様に提供するという開発意図を具現化しています。また、明るい色調、丸みを帯びた形状で、使う人が親しみをもちやすいデザインとしています。
今回、このN-IOを中心に、システム全体としての製品の独創性や、外観、機能、性能、安全、色彩などの観点で総合的に優れていると評価され、受賞に至りました。
当社は、今回の受賞を励みに、今後も機能とデザインの両面からお客様に高い価値を提供する製品の開発に努めます。
以上
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横河電機株式会社 コーポレート・コミュニケーション室