2017年11月6日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、お客様の持続的な企業価値向上のための活動に貢献することを示す、制御事業の新しいビジネスコンセプト「Synaptic Business Automation™(シナプティック・ビジネス・オートメーション)」を策定しましたのでお知らせします。当社はお客様の理想のビジネスを示す一つの姿として、Synaptic Business Automationを提唱し、お客様の事業変革を支援していきます。
Synaptic Business Automation の概要
製造業のお客様は原材料や原油価格の変動、環境問題や安全規制への対応、産業構造の変化といった事業環境の変化にさらされており、環境の変化に俊敏に対応できる経営の実現が求められています。YOKOGAWAグループはこうした環境下におけるお客様の活動を支援するため、「YOKOGAWAは“Process Co-Innovation”を通じて、お客様と共に明日をひらく新しい価値を創造します」をビジョンステートメントに掲げ、お客様の事業全体にわたって部門間の連携を効率化し収益性向上に大きく貢献するとともに、企業間の壁を越えたサプライチェーン全体の情報やモノの流れを効率化、最適化することで新たな変革をもたらすことを目指しています。
IoTが進展し、ビッグデータやAIの活用が進むなか、集めた情報を分析して価値のあるものに変化させ、意思決定に反映していくデジタライゼーションに注目が集まっています。そこで当社は、お客様のビジネスの理想的な姿を示すコンセプト「Synaptic Business Automation」を策定し、最新のITと長年培ってきたプラントマネジメント、プロセスなどについての知識や制御技術、ソリューションとコンサルティングを融合させ、お客様の事業変革を支援していきます。
Synaptic Business Automationはお客様のビジネスの理想的な姿を表します。synapticとは、神経細胞の結合部分のsynapse(シナプス)に由来しており、これが全身に有機的に情報を伝達し、付加価値を増幅させていくかのごとく、データ、システム、組織、ナレッジ、サプライチェーンなどを連携させ、競争力の源を創り上げていくという意思が込められています。
製造プロセス、プラント運営、人財、サプライチェーンなど、事業に関わる全てのデータやプロセスが有機的につながり、整理、統合、制御、分析、解析することで価値のある情報に変わると、現場、管理、経営といったさまざまなレベルで洞察力のある決定や判断が可能になります。
企業価値を向上する3つの領域
当社は、次の3つの領域でお客様の企業価値向上を支援し、Synaptic Business Automationを実現します。
- Resilient Operation(レジリエントオペレーション)
HSSE(健康、安全、セキュリティ、環境保全)、組織に関する課題や、新しい規制など、事業継続に関するさまざまなリスクへの対応力を強化します。 - Optimized Production(オプティマイズドプロダクション)
お客様の設備投資(CAPEX)、運営費(OPEX)を合わせたライフサイクル全体の費用(TOTEX)の最適化や、信頼性の向上に貢献します。サプライチェーン関連の課題の解決、最適化など、生産性や収益性に直結する価値の創出も行います。 - Business Innovation(ビジネスイノベーション)
お客様のものづくりに新たな価値を創出するため、クラウド技術を活用したサプライヤやお客様とのコラボレーションを推進するサービス、持続可能な社会の実現に向けての環境調和型のものづくりなど、お客様とともに新しいビジネスモデルを創造します。
YOKOGAWAは、長年培ってきたOT(Operational Technology)、すなわちプラントマネジメント、オペレーション、業種やプロセスなどに関する知識、オートメーション技術、ソリューションと、コンサルティング、ITとを組み合わせることで、当社ならではの新しい価値を創出していきます。コーポレート・ブランド・スローガンであるCo-innovating tomorrow®のもとSynaptic Business Automationを実現し、お客様とともに新しい価値を創造してまいります。
Synaptic Business Automation が創出する価値
Synaptic Business Automationの実現で価値を創出し、お客様のProfitable and Sustainable Growthを実現します。
以上
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横河電機株式会社 コミュニケーション統括センター 広報室