横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

計測自動制御学会(SICE)の学会賞「技術賞」を受賞

2018年9月14日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、公益社団法人計測自動制御学会(SICE)※1が設けている学会賞のうち「技術賞」を9月13日に受賞しましたのでお知らせします。
 「技術賞」は、前年12月までの5年間に公表された技術や業績のうち、SICEが関与する科学技術や産業分野の発展に貢献が大きいと認められる技術的業績に対して、それぞれを実現した個人または団体に贈られる賞です。

受賞テーマ

アセット管理のIIoT基盤に対応した流量設定ツールの開発

受賞理由

 当社の流量演算設定ソフトウエア「FlowNavigator(フローナビゲーター)」は、高精度の質量流量計測を行う当社のマルチバリアブル伝送器や渦流量計の流量パラメータを設定するソフトウエアです。今回、最新のFDT規格※2であるFDT2.0に対応しました。これにより、Ethernet経由でスマートフォン等の端末を使用して、プラントのいずれの場所からも任意のタイミングで、機器の状態を監視することが可能となりました。また、産業界の標準規格の一つであるOPC UAとの連携によりMES(製造実行システム)やERP(統合基幹業務システム)等への統合も可能になりました。質量流量計測の分野で、産業用のIoT(IIoT)を構成するアセット管理ツールとしての基盤を整備したことが評価され、「技術賞」を受賞しました。

※1 公益社団法人計測自動制御学会(SICE):
計測と制御、システムの情報化などに関して、石油・石油化学、鉄鋼、化学、通信などの産業分野で発生する課題を横断的に解決するために技術者、研究者の交流を図る場として1961年に設立。SICEは設立以来一貫して日本の先端学術の発展を支えている。

※2 FDT規格:
FDTは、生産現場で使用される圧力センサや流量計などのフィールド機器と制御システムの間のデータ交換を、通信プロトコルやフィールド機器の供給メーカの違いに関わらず行うための、オープンなソフトウエアインタフェース技術です。

以上

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