横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

制御システム製品の開発プロセスに対して ISASecure SDLA認証を取得

2020年1月29日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、当社の制御システム製品開発部門が、国際的なセキュリティ認証推進組織ISCIのISASecure® SDLA(Security Development Lifecycle Assurance)を取得しましたので、お知らせします。この認証は、制御システム製品の開発プロセスがセキュアな製品の開発に必要な要件を満たすことを、第三者が評価するものです。当社は、国内でこの認証を取得した初めての制御システム製品サプライヤーとなります。

 サイバー犯罪は世界的に急増しており、その手口もより巧妙になっています。最近では、生産の妨害や情報流出など、産業用の制御機器も攻撃対象となり、生産が停止する事態も起きています。そのため、重要なインフラである石油や石油化学、天然ガス、電力などのお客様を中心に制御システムや制御機器などの導入に際して、サイバーセキュリティが施されているかどうかが重視されています。
 当社は、OpreX™ Control and Safety Systemのラインアップである統合生産制御システム「CENTUM™ VP」と安全計装システム「ProSafe™-RS」に関して、制御機器を評価の対象としたISCIのセキュリティ認証ISASecure EDSA認証を取得しています。今回、個々の制御システム製品だけではなく、制御システム製品の開発に取り組む横河電機本社の開発組織が、国際標準規格 IEC 62443-4-1 に準拠した開発を行っているかなどの審査を受け、ISASecure SDLA認証を取得しました。

 セキュリティ上の脅威からプラントや工場を守り、安定的かつ安全に操業するためには、セキュリティ対策を継続的に検討、設計、運用、評価し、リスクを低減することが求められます。当社は、製品の設計、開発から、システムインテグレーション時のセキュリティ対策の実装、運用時のセキュリティ管理まで、お客様のセキュリティ活動をライフサイクルにわたりサポートするソリューションを提供しています。当社は今後もプラントの安全操業を追求するお客様により優れたサイバーセキュリティソリューションを提供できるよう努めてまいります。

※ ISASecure SDLA認証とセキュリティ認証推進組織ISCIについて
ISASecure SDLA(Security Development Lifecycle Assurance)認証は、ISCI(ISA Security Compliance Institute)が開発した、組織のセキュリティ開発プロセスを評価する仕組みです。ISCIは、国際計測制御学会ISA(International Society of Automation)のメンバーを中心とした組織で、産業用制御システム・制御機器のセキュリティ認証を推進しています。当社が取得したISASecure SDLA Version 2は、2018年2月に開始された最新の認証で、国際電気標準会議IEC(International Electrotechnical Commission)の制御システムの開発プロセスにおけるセキュリティに関する国際標準規格IEC62443-4-1に準拠しています。

以上

本文中で使用されている会社名、団体名、商品名、サービス名およびロゴ等は、横河電機株式会社、各社および各団体の登録商標または商標です。

本件に関するお問い合わせ

関連製品&ソリューション

  • セキュリティプログラム

    YOKOGAWAは、サイバーセキュリティ対策のフレームワーク “Yokogawa Security Program”を定義し、お客様のプラントにおけるサイバーリスクの低減および維持をご支援します。

    さらに見る

トップ