横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

バイオ・ライフサイエンスに特化したベンチャー投資ファンドに出資

2020年12月22日発表

 横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、DCIパートナーズ株式会社が2020年12月15日に設立した「大和日台バイオベンチャー2号投資事業有限責任組合」(以下、本ファンド)に出資することをお知らせします。本ファンドは、日本および台湾の未上場創薬および再生医療バイオベンチャー企業や大学・研究機関・企業が保有する医薬候補品などを投資対象としています。当社は、今回の出資により、医薬品・食品産業に関する事業拡大を加速し、健康で豊かな暮らしの実現に貢献していきます。

 本ファンドは、既に起業しているバイオベンチャーへの投資に加えて、技術シーズの発掘、人財確保、研究開発、会社設立支援などをファンド主導で推進する「ベンチャークリエーションモデル」を採用しています。このため、投資対象や投資機会の拡大を図ることが可能となります。今回の出資により当社は、ライフサイエンス関連企業の最新情報を迅速に入手でき、ベンチャー企業や有識者などにネットワークを広げ、いち早く有望な企業と連携することが期待できます。当社のライフイノベーション事業における新規事業の開発や展開を加速し、ポートフォリオのさらなる拡充を図ります。

 横河電機は医薬品の開発者向けに生きた細胞を3Dで観察する共焦点スキャナユニットや、培養細胞を用いた薬の評価実験を自動で行うハイコンテントアナリシスシステムを提供しています。また医薬品生産に対する品質・製造・生産管理など総合的な生産ソリューションを展開しています。当社は、このようなソリューションと、本ファンドの投資対象である日本の再生医療やバイオ医薬品を手掛ける創薬バイオベンチャーは親和性が高いと考えています。台湾では昨今、新薬開発のバイオベンチャーが多数登場しており、このようなベンチャー企業との連携も期待しています。台湾の医薬品の開発環境の特徴として、初期臨床試験を実施しやすく、各国へ開発を移行しやすいことが挙げられます。また、地理的にアジアでの臨床開発のハブとしての優位性を有していることから、米国市場や中国市場への進出に向いており、台湾市場を足掛かりとしたグローバルな事業展開に繋がることも目指しています。

横河電機のライフイノベーション事業について

 YOKOGAWAは、サステナビリティ目標「Three goals」の中のWell-being(すべての人の豊かな生活)の実現に貢献することを目指し、 「ライフイノベーション事業」を立ち上げ、2018年度から活動しています。ライフサイエンス関連の研究領域、バイオテック、医薬/食品の生産プロセスにおいて、観察/計測した情報をより高度に連携し、 その解析結果を活用した制御を自律的に行い、ヒトのインテリジェンスを有効活用できるプラットフォームを提供します。 そして、お客様と共に、Bio Industrial Autonomy の世界を実現していきます。

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