2022年6月13日発表
横河電機株式会社
Waylay NV
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿 以下、横河電機)とWaylay NV(本社:ベルギー、ゲント CEO:Leonard Donnelly、以下、Waylay)は、横河電機が、ベルギーの大手エンタープライズ統合情報技術および運用技術(IT-OT)を有するデジタル統合ソフトウェア会社であるWaylayに出資したことをお知らせします。横河電機とWaylayは、これまでもデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するソリューションやサービスの分野で連携し、成果を上げています。この出資により、横河電機はアプリケーションとサービスのクラウドポートフォリオを拡大し、Waylayは市場の拡大を目指します。
横河電機とWaylayは、Waylayのローコード(low-code:最小限のコーディングを必要とするソフトウェア開発アプローチ)自動化技術を活用して、Yokogawa Cloud※1プラットフォーム上でのクラウドベースアプリケーションの開発と実行を簡素化することで、デジタル技術の普及を加速させていきます。世界各国の横河エンジニアによるサポートで、お客様はカスタマイズされた複雑なクラウド・ネイティブ・ソリューションを迅速に導入できます。
また、既存のIndustrial Automation(IA)分野を中心としたSaaS(Software as a Service:サービスとして利用できるソフトウェア)ポートフォリオに加えて、Yokogawa Cloud上にあるユーティリティ、スマートビル、テレコム、データセンターなど、IA以外のエンタープライズソリューションを選択することもできます。このパートナーシップの強化により、Waylayは自社の技術の現実的なユースケースを増やし、幅広い業界で継続的にデジタル製品を強化することが可能になります。両社のお客様には、OTとITの機能を組み合わせ、強化かつ差別化されたDXサービスを幅広く体験していただけます。
「当社とお客様にとって、この投資はデジタル技術とYokogawa Cloudプラットフォームの適用を推進し、産業の自律性とスマートマニュファクチャリングを促進することを意味します。Waylayとの協力により、お客様のクラウドコンピューティングへの移行を支援し、デジタルエンタープライズの変革を推進していきます」と、横河電機常務執行役員 デジタル戦略本部長 兼デジタルソリューション本部 DX-Platformセンター長の舩生幸宏は述べています。
WaylayのCEOであるLeonard Donnellyは、「横河電機とWaylayが提携することにより、クラウドコンピューティングの複雑さを緩和することでお客様のデジタル変革を支援する当社の能力はさらに高まり、本来解決すべき実際問題とは別の事柄に開発者が時間を取られることがなくなります。当社の自動化エンジンの再利用性、拡張性、および迅速な実装により、お客様は開発サイクルを大幅に短縮できます。つまり、これまで何年もかかってきた構築が数日から数週間でできるのです」と述べています。
※1 Yokogawa Cloudは、産業の自律性とスマートマニュファクチャリングを促進し、将来のビジネスにも対応できる革新的なデジタルプラットフォームです。プラットフォームはデータ、システム、プラント、資産を統合し、データに基づく洞察をよりスマートで安全かつ効率的な運用に提供します。 Yokogawa Cloudは、クラウド向けに構築され、拡張性があり、お客様のインフラストラクチャで展開することができます。 Yokogawa Cloud
横河電機株式会社
- 創立:1915年9月
- 代表取締役社長:奈良 寿
- 主な事業内容:産業向け制御・計測機器等の製造、販売、保守サービスなど
- 所在地:〒180-8750 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号
- ホームページ:www.yokogawa.co.jp
Waylay NV
- 創立:2014年
- CEO: Leonard Donnelly
- 主な事業内容:さまざまな産業向けエンタープライズ超自動化サービス、Platform as a Service(PaaS)などの提供
- 所在地:Blekersdijk 33a, 9000 Ghent, Belgium
- ホームページ:www.waylay.io
以上
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横河電機株式会社 コミュニケーション統括センター広報課