2022年9月26日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、このたびシェルがオランダロッテルダム港に建設するグリーン水素プラント「ホランド・ハイドロジェンI(Holland Hydrogen I)」のMAC(Main Automation Contractor)に選定されましたのでお知らせします。
ホランド・ハイドロジェンIは、洋上風力発電など再生可能エネルギー由来の電力を使って、いわゆるグリーン水素を生成します。ヨーロッパ最大のグリーン水素プラントとして、2025年に操業開始予定です。当社はプラント制御に関するシステムや機器を有機的に統合し、プラント操業の最適化を実現します。
ホランド・ハイドロジェンIの完成予想図 (提供:シェル)
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ホランド・ハイドロジェンIはロッテルダム港の一部に建設される200メガワットの電解槽プラントで、1日あたり最大60トンのグリーン水素を生成します。生成されたグリーン水素は、パイプラインを通してシェル エネルギー&ケミカルズパーク ロッテルダム(Shell Energy and Chemicals Park Rotterdam)に供給され、製油所でこれまで使用されてきたグレー水素の一部を代替し、ガソリン、ディーゼル、ジェット燃料などの生産時に発生するCO2を削減します。
横河電機執行役員 エネルギー&サステナビリティ事業本部長 中岡 興志は次のように述べています。「当社は社会全体がシステムとシステムを有機的に接続したSoS(System of Systems)となる世界をリードすることを目指しています。水素サプライチェーンにおいては、生産、パイプライン輸送、保管、供給など、さまざまな機能ごとにオーナーが異なるシステムが存在します。お客様が脱炭素ビジネス戦略を推進し、持続可能な社会を構築する企業として価値を高めるために、当社は今後もこのようなプロジェクトを通じて、持続可能な社会の実現に貢献していきます」。
以上
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