2023年3月17日発表
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:奈良 寿)は、当社グループの2030年に向けた温室効果ガス排出削減目標が、国際的な環境団体である「SBTイニシアチブ」より、パリ協定の目指す「世界の平均気温上昇を産業革命前以前と比べて2℃より十分低く保ち、1.5℃以内に抑える」水準に整合する、科学的根拠に基づく目標であるとして認定されましたのでお知らせします。
SBTイニシアチブは、国際環境非営利団体のCDP、国連グローバル・コンパクト、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)の4団体によって共同で設立され、パリ協定の目標達成に向け、企業に対して科学的根拠に基づく温室効果ガス排出目標の設定を推進しています。
当社グループの温室効果ガス排出削減目標
当社は、2021年度にスタートした中期経営計画「Accelerate Growth 2023」の重点領域に沿って、2030年に向けたサステナビリティ中長期目標を設定しています。温室効果ガスの排出については、2030年度までに自社グループの事業活動による温室効果ガス排出量(Scope1+Scope2)を2019年度比で50%削減する目標を設定しました。この目標は、パリ協定の1.5℃水準に整合します。さらに、2040年度までにグループ全体の排出量を実質ゼロにする目標を掲げています。また、サプライチェーンにおける温室効果ガス排出量(Scope3)について、2030年度までに2019年度比で30%削減する目標を設定しています。
指標 | 目標 |
---|---|
Scope1+ Scope2 自社グループの事業活動による温室効果ガス排出量 |
2030年度までに50%削減(2019年度比) 2040年度までに100%削減(2019年度比) |
Scope3 サプライチェーンにおける間接的な温室効果ガス排出量(購入した製品・サービスによる排出と、販売した製品の使用による排出) |
2030年度までに30%削減(2019年度比) |
当社グループの温室効果ガス排出削減に向けた取り組み
当社は、温室効果ガス排出削減目標の達成に向けて、再生可能エネルギー由来電力への転換や、インターナル・カーボン・プライシングの運用などをグループ全体で実施しています。当社グループの横河商事株式会社、横河マニュファクチャリング株式会社の駒ヶ根事業所では、すでに事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギー由来電力に転換しており、他のグループ会社でも同様の検討を進めています。また、本社および中国、オランダ、バーレーン、ドイツ、シンガポール、日本のグループ会社でも、太陽光発電システムの導入やガソリン車の電気自動車への転換などの取り組みを進めています。さらに、当社はお客様の工場や事業所の省エネルギー化や、再生可能エネルギーや蓄電池を含むエネルギーリソースの最適管理に向けたソリューションを提供しています。
今後も当社は、グループ全体での温室効果ガス排出削減や、お客様の温室効果ガス排出抑制に貢献するソリューションの提供を通じて、脱炭素社会の実現に努めていきます。
以上
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