FVX110 フィールドバス通信形現場指示計 （販売終了製品）

特長

インターオペラビリティの実現

FOUNDATION™フィールドバスにより、ベンダーが異なる場合でも相互運用を確保できます。

最大16個のプロセス値を切替え表示可能

FOUNDATION™フィールドバス通信の特長をいかし、1 台の FVX110 で、最大 16 値を切替え表示することができ計装コスト削減に貢献します。 

バックライト付きフルドットマトリクス LCD

フルドットマトリクス LCD を採用することで、バーグラフやページの送り方向を示すスクロールバー、スクロールノブの回転方向を示す矢印など、多彩な表示内容を実現しました。また、バックライトにより夜間の視認性を確保しています。

リンクマスター機能

フィールドバス上で行われる通信を制御するリンクマスター機能をサポート。制御機器のバックアップやフィールドでのローカル制御が可能になりました。

機能ブロック

2 個の多点アナログ出力 （Multiple analog output） ブロック、2 個の演算 （Arithmetic） ブロック、2 個の入力切替 （Input Selector） ブロック、関数変換 （Signal Characterizer） ブロック、積算 （Integrator） ブロック、そして PID 制御ブロックを搭載しました。

ソフトウェアダウンロード機能

標準でソフトウェアダウンロード機能を搭載。FOUDATION™フィールドバスを介して、製品内部のソフトウェアを更新することが可能です。

高度な自己診断機能

LCDの故障、アンプの故障、使用温度範囲異常、その他通信異常、設定異常などの自己診断が可能です。また、NAMUR NE107 に準拠したアラームを出力しました。

概要

FVX110 フィールドバス通信形現場指示計は、コンパクト・直感的・パワフルな設計で、従来の現場指示計に比べて、機能性が大幅に向上しています。

高機能ディスプレイ

FVXの高機能ディスプレイは、直観的な表示方式とバックライトの採用により、プロセスの可視化を格段に向上させます。

使いやすいスクロールノブ

FVX本体側面にあるスクロールノブにより、必要な情報を簡単に表示できます。

プロセス変数

プロセス変数の視認性向上は、現場でのプロセス情報への容易なアクセスを可能とし、現場指示計数の低減、安全で簡単な操作を実現します。

機能性の向上

FVXは、FOUNDATIONフィールドバス準拠の機能ブロック一式が備わっており、また、差圧流量アプリケーションのためのレンジ切り替えや、流量補正、トータライザ機能などの先進機能にも対応しています。
さらに、リンクマスター機能や、オンラインソフトウェアダウンロード機能を標準機能として提供します。

詳細仕様につきましては、一般仕様書をご参照ください。

* FOUNDATION™およびフィールドバス協会のロゴマークはフィールドバス協会の登録商標です。

機器調整・設定ツール FieldMate

FieldMate は、伝送器、流量計 および その他フィールド機器の調整・設定を行うためのツールです。機器の初期設定や管理、機器故障時の交換作業等を、分かりやすい画面と直感的な操作で、簡単に行うことができます。また、写真や動画を含めた記録や管理、報告書の自動作成機能などによって、日常の保全作業をサポートします。FieldMate は、メーカや通信規格を問わず、プラントで使用する主要なフィールド機器に対してご使用いただけます。

FVX110 でモニタリングしている指示値を、まとめて表示したり、トレンドで表示することができます。