横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

JP208 微差圧センサ
お知らせ: 本製品は、2018年2月28日に販売終了しております。

25 Pa ~ 12 kPa レンジの微差圧を、ステンレス製ダイアフラムの微小変位による静電容量変化として検出し、4 ~ 20 mA DC の電流出力に変換して発信・伝送する圧力センサです。
非腐食性・非導電性の乾燥気体の微差圧を精度よく測定することができます。

対象機種:

  • 微差圧センサ
    • JP208

詳細

特長

微差圧センサ JP208

微差圧センサ JP208

微小圧(レンジ 0 〜 25 Pa )の測定が可能
耐圧 69 kPa
ローコスト
± 1 % の高精度
4 〜 20 mA DC 出力、アンプ内蔵

測定範囲 (中間レンジについては一般仕様書をご参照ください)

測定コード レンジ 最大加圧 *1
差圧 静圧
A 0 ~ 25 Pa ± 3.8 kPa

69 kPa

B 0 ~ 50 Pa
C 0 ~ 100 Pa ± 6.9 kPa
D 0 ~ 250 Pa
E 0 ~ 500 Pa ± 13.8 kPa
F 0 ~ 1 kPa ± 34.6 kPa
G 0 ~ 2.5 kPa ± 69 kPa
H 0 ~ 5 kPa
J 0 ~ 12 kPa
K 0 ~ 25 kPa
L ± 25 Pa ± 3.8 kPa
M ± 50 Pa
N ± 100 Pa ± 6.9 kPa
P ± 250Pa
Q ± 500 Pa ± 13.8 kPa
R ± 1 kPa ± 34.6 kPa
S ± 2.5 kPa ± 69 kPa
T ± 12 kPa

*1: 最大加圧の定義は、ゼロ点のシフトが 0.5 % FS 未満である圧力です。

  JP208
被測定体 ダストを含まない非腐食、非導電性の乾燥気体
出力信号 4 ~ 20 mA DC
プロセス接続法式 真鍮チューブ継ぎ手(外径 3 / 16 (φ 4.8 mm )× 2 ( High、Low ))
精度 ※1
[ % of span ]
± 1 以下
温度特性
[ % of span/°C ]
± 0.06
補償温度範囲 - 18 ~ 65 °C
動作温度範囲 - 18 ~ 79 °C
電源電圧 推奨 24 V DC (負荷抵抗 750 Ω )
ケース材質 難燃性グラスファイバー入りポリエステル
調整機能 ケース上部よりゼロ・スパン調整可能
質量 約 300 g

※1 直線性、ヒステリシス、再現性を含む

出荷時の調整

微差圧センサ JP208

微差圧センサ JP208

本器出荷時は、下記条件で調整されています。

  • 周囲温度: 25 °C ± 5 °C
  • 供給電源電圧: 24 V DC ± 1 %
  • 圧力センサの姿勢: 垂直(導圧管が水平になる方向)

使用上の注意

ご使用の際は下記にご注意下さい。 

微差圧センサ JP208

微差圧センサ JP208

  • 保管・運搬・取付・テストなど、あらゆる段階において、ごく僅かな時間でも本器の仕様を超えるような過大な圧を加えると故障の原因となります。過大圧に対しては特に注意してください。
  • 測定媒体は非腐食性の乾燥気体のみです。 

関連情報

最小 0 ~ 25 Pa から連成レンジでは最小 ± 25 Pa からの微小な差圧・圧力を測定して、電気信号に変換して出力します。 JP208 では、空調設備用途を主目的に Low 側、High 側の 2 ポートを設けて、大気圧などの基準圧との差圧をとりやすくしております。 ...
圧力センサの原理は多数あり、よく知られているのは、歪ゲージ式、半導体ピエゾ抵抗式、静電容量式、シリコンレゾナント式などがあります。JP208は特に微小圧力での感度が高く、強い耐圧性能が実現できる静電容量式のセンサを用いております。センシングの原理としてはダイアフラム部に加わる圧力によって対向電極間の距離が変化し、その静電容量変化を電気信号としてとりだし、4-20mAの電気信号として出力します。 ...
微小な圧力に対する感度が高い一方、高圧に対する強度も強い特長があります。電気回路部分は、安定化電源内蔵で一般の DC 電源でも高精度な駆動が可能であり、ノイズ対策を強化し CE マーク適合を宣言しております。また差圧構造になっており、大気圧などの Low 側基準圧との差圧をとりやすくしております。 ...
JP208微差圧センサの選定においては、下記が基本要件と成ります。 圧力の種類及び、レンジ ゲージ圧、連成圧の選択および測定範囲と許容過大圧 測定対象の種類 気体(非ダスト、非腐食性、非爆発性、非導電性) 出力信号の種類 4 - 20 mA 出力 周囲環境温度 高温、低温 取り付け方法 壁面ねじ止 配管方法 φ 6 - φ 4 チューブ...
小形圧力センサ要覧、小形圧力センサガイドブック、および一般仕様書、取扱説明書、外形図などがダウンロードできます。
基準姿勢は垂直です。測定レンジが微小なため非常に高感度なセンサを使用しており、取付姿勢変化によるゼロ点出力への影響は無視できません。取付けたら必要に応じてゼロ調を行ってください。 ...
現場環境によりインバータノイズ等が懸念される場合、絶縁型デストリビュータのご使用をお勧めします。
保護カバーは必要に応じて特注で対応いたします。
無償で 1 部現品添付いたします。別送のご指定があった場合は有償で追加承ります。
JP208の結線図は以下になります。
特注でほとんどが指定可能ですが、念のためご指定レンジを当社営業にお問い合わせ下さい。
公称外径 6 mm 内径 4 mm ナイロンチューブなどを挿し込んでご使用下さい。
24 V DC 電源または 2 線式用ディストリビュータをお勧めします。電源電圧と負荷抵抗の関係の詳細は製品の一般仕様書または、製品に同梱されている取扱説明書を参照して下さい。
一体成型になっていますので、取り外したり変更することはできません。
スパンの再調整が必要です。圧力の基準となる圧力発生器もしくは、基準圧力計および出力電流計が必要となります。もしくは、有償での引き取り再校正となりますので、その場合には当社営業までお問い合わせください。 ...
選定するレンジは最小の 0 ~ 25 Pa になります。精度はこのスパンに対しての ± 1 % です。(スパンの変更は出来ません。) また、レンジが小さいので、定期的にゼロ調整を行なうことをお勧めします。 ...
固定レンジのため購入後のレンジ変更はできません。あらかじめご注文時にご指定下さい。
計器内の測定エレメント部の温度が 65 °C までです。測定気体の温度が高い場合は、導圧チューブを長くして温度を下げて下さい。
微差圧用の高感度センサのため、さまざまな変動要因が予想されます。必要に応じて、定期的なゼロ点チェック・調整をお奨めします。 具体的なゼロ点チェック方法は、設置状態で High 側、Low 側の導圧口をチューブ等で直結することにより、簡単に実施できます。 ...
本製品は「清浄気体」を測定対象としています。測定気体は、本器の圧力を検知する電極と直接接しますので、ダストや結露するような湿気、腐食性ガスについては、動作保証範囲外となります。本器導圧口には簡単なフィルターがついておりますが、これはダストの浸入を完全に防ぐことを保証するものではありません。 ...
小形圧力センサとは、気体または液体の圧力を測定して、電気信号に変換して出力する機器です。
圧力センサの原理は多数あり、よく知られているのは、歪ゲージ抵抗式、半導体ピエゾ抵抗式、静電容量式、シリコンレゾナント式などがあります。各方式により圧力による変位や応力などの物理的な変化を、抵抗値や静電容量、周波数などの電気的な変化で検出します。 また、一部の封入液レスタイプを除き、測定流体からセンサ素子を保護するため、耐食性金属のダイアフラム隔壁を設け、内部に封入された高純度シリコンオイルを介してセンサ素子に圧力を伝える、2重ダイアフラム構造が主流です。 ...
測定原理により、様々な特徴があります。最も一般的なものは半導体ピエゾ抵抗式のセンサです。小形で高感度、高耐圧、なおかつ再現性が優れているのが特徴ですが、汚染には弱く直接接液することができないため、隔壁ダイアフラム構造と封入液が必要となります。 静電容量式は以前主流の原理であり、シンプルな構造でコストパフォーマンスに優れています。また、低圧に対する感度が高い一方、高圧に対する過大圧保護構造も容易で、微差圧センサなどに適しています。 シリコンレゾナント方式は、もっとも再現性に優れ、長期的な安定性にも...
圧力センサの選定においては、下記が基本要件となります。 圧力の種類及び、レンジ ゲージ圧、連成圧、絶対圧の違いおよび測定範囲と許容過大圧 測定対象の種類 気体、液体、腐食性、爆発性 出力信号の種類 4 - 20 mA、1 - 5 V、デジタル信号、表示器 周囲環境温度、接液温度 高温、低温 取り付けねじの種類 サイズ、規格(管用ねじ、サニタリ、フランジ等) ...
小形圧力センサ要覧、小形圧力センサガイドブック、エキレス™シリーズ要覧、および一般仕様書、取扱説明書、外形図などがダウンロードできます。
「ゲージ圧」は大気圧基準で測定圧と、その時その場所の大気圧との差圧をセンサで検出します。 「絶対圧」は絶対真空基準で、測定圧と真空基準室の差圧を検出します。 詳細は「小形圧力センサガイドブック」の「圧力の種類」をご参照下さい。 ...
「4 - 20 mA タイプ」は 2 線式の電流出力であり、長距離配線においても負荷抵抗許容範囲内であれば、配線抵抗による精度への影響はほとんどありません。ただし電流出力を電圧計で測定するには、250 Ω などの精密抵抗で 1 - 5 V などの電圧に変換する必要があります。 「1 - 5 V タイプ」は 4 線式であり、電源線と信号線がおのおの用意され、直接電圧出力が取り出せます。配線長は 10 m以下での使用を推奨します。 ...
表示器付きはラインアップしておりません。別途、弊社「EJX530J 圧力伝送器」もしくは「ディジタル指示警報計 UM シリーズ」等のパネル用指示計と組み合わせてください。
圧力センサの校正証明書・成績表は、標準のスタイルでしか発行しておりません。測定ポイントは 0 %、50 %、100 % の 3 点です。

ドキュメント&ダウンロード

本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください

お問い合わせ

トップ