横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

パーソナルpHメータ PH71、パーソナルpH/ORPメータ PH72
お知らせ: 本製品は、2024年12月2日に販売終了しております。 下記の推奨代替製品をご参照ください。:

パーソナルpH、pH/ORPメータ PH71、PH72は、 当社ロングセラー製品 PH81およびPH82の後継機種です。従来比約70%のコンパクトなサイズになり、スタイリッシュで柔らかなデザインになりました。
本体は、JIS C 0920に準拠した防水構造IP67ですので、水がかかりやすい現場での測定にも最適です。
また、従来機種で好評の自己診断機能などを継承し、300点データメモリ、時計表示、時刻アラームなど、便利で多彩な機能も追加いたしました。
上下水道や各種水質測定の測定はもちろんのこと、当社pH計・ORP計のチェック用計器としてもご利用いただけます。

詳細

特長

水に強い耐水ケース

防水構造 JIS C 0920 IP67に準拠しています。

簡単な校正

pH4,pH7,pH9標準液による自動校正、任意の標準液による手動校正を、簡単な操作で行うことができます。

300点データメモリ機能

測定日、時間と共に、pH/ORP測定値と測定温度を最大300点まで保存することができ、いつでも過去の測定データを確認できます。

明るく見やすい大型液晶表示

主表示の文字高さは従来比約1.5倍。
pH/ORP測定値のほか、液温や年月日、時刻などを表示します。

自己診断機能

自己診断機能により、各種エラーメッセージを表示します。

カレンダーと時計機能

内部時計機能により、測定日時をワンタッチで確認できます。

簡易時刻アラーム機能

指定時刻にアラームを鳴らすことができます。
本器の電源がオフの時でも、内部時計により、アラームを鳴らすことができます。

自動電源オフ機能

一定時間操作がない場合、本体電源は自動的にオフします。オフするまでの時間は1分単位で自由に設定可能です。

小型、軽量、掌サイズ

片手で扱いやすく、机上での安定感も追及しました。

標準仕様

形名・サブコード PH71 PH72
測定範囲 pH 0~14 pH 0~14 pH
ORP - ±2000 mV
温度 0~80°C(または0~100°C*) 0~80°C(または0~100°C*)
分解能 pH 0.01 pH 0.01 pH
ORP - 1 mV(0.1 mV:-199.9 mV~199.9 mVの時)
温度 0.1°C 0.1°C
再現性
(本体のみ)
pH ±0.01 pH ±1digit ±0.01 pH ±1digit
ORP - ±1 mV ±1digit

*ニードル形または試験管用pH検出器を組み合わせた場合

関連情報

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計量法について(pH計)
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取引や証明に使用する政令で定められた計量器は、計量法に基づく検定を受けて合格したものでなければなりません。ガラス電極式pH計は、計量法施行令第2条で検定の対象となる特定計量器に指定されています。 pH計は、取引用にはあまり使われませんが、証明行為には広く用いられています。計量法上の証明行為とは「公に、または業務上他人に、一定の事実が真実であることを表明する行為」と定義されています。例えば、行政機関が河川水のpHを測定してその値を公表したり、ある工場が排水のpHを測定して行政機関に報告したり、環...
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他社製のpH検出器と接続したい場合に問題になるのは、pH検出器の温度センサの仕様です。 組み合わせできるpH検出器の温度センサは下記です。 FLXA21/FLXA202 : Pt1000Ω, Pt100Ω, 500ΩPTC, 6.8kΩPTC, 10kΩPTC, 8.55kΩNTC, 3kΩBalco PH450G : Pt1000Ω, Pt100Ω, 350ΩPTC, 3k...
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pH検出器のKCl拡散形とKCl補給形の違いについて
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一般用pH検出器に組み込む「ジャンクション」は、用途により下表から選択して用います。 液絡部材質テフロンのジャンクションは、し尿処理施設や下水処理施設などの汚れの多い用途に用います。 液絡部材質全セラミックのジャンクションは、全体がセラミックスでできています。KCI流出表面積が大きいことから、テフロンと同じく汚れの多い用途に用います。 ジャンクションが乾燥した時、テフロンの場合はKCI溶液中で煮沸するか、検出器本体に取り付けた状態でKCI溶液を加圧して復帰させますが、全セラミックの場合は検出器...
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パーソナルpH/ORPメータの専用検出器は、大別して一般用と特殊アプリケーション用があります。 一般用として、 KCl 無補給形複合pH検出器: KCl 溶液を自然拡散させるタイプの複合pH検出器(ガラス電極、比較電極および測温体が一体となっている)です。 取り扱いが簡便なため、特別な用途以外のpH測定に適しています。 KCl 補給形複合pH検出器: KCl 溶液がなくなったら、補給口から補給することができます。 計量法検定付や汚れの厳しい排水の測定などに使用します。 特殊アプリケーショ...
一般用のpH検出器は、ガラス電極と液絡部が一体となっている、いわゆる複合形の検出器です。 測定中は、液絡部から常時KCl溶液が流出していることが必要です。 KCl無補給形複合pH検出器は、KCl溶液が検出器内部に封じ込められていて、外部から補給できないタイプです。KCl溶液は自然拡散で滲み出てきます。 取り扱いが簡便なため、特別な用途以外の一般的なpH測定に適しています。 KCl補給形複合pH検出器は、KCl溶液を外部から補給できるタイプで、測定時は補給口を開放にして大気圧でKCl溶液を流出さ...
PH71/PH72検出器の保管方法と保管期間について
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pH検出器を保管する際は、ガラス電極のガラス膜が乾燥によって性能が劣化するのを防ぐため、水道水入りのキャップを被せて保護します。 保管期間は約2年ですが、これは保証するものではなく、あくまで目安です。 なお、保管期間中に水分が蒸発して、ガラス膜が乾燥することがあっても、上記の期間内なら、再度水道水に浸すことによって規定の性能に復帰させることができます。 ...
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pH検出器のガラス電極は経時変化によって劣化します。ガラス電極が劣化してくると、「CHECK CENSOR」の表示が出ます。この状態では引き続き使用可能ですが、標準液校正のときに「Err2(不斉電位異常)」または「Err3(スロープ異常)」のエラーメッセージが出た場合は、pH検出器の寿命と判断できます。 pH検出器の使用期間(寿命)は、測定液の組成、pH値および温度などに大きな影響を受けます。特に、液温はpH検出器の使用期間(寿命)を決める大きな要素です。 一般的な使用条件(常温、pH6~8)で...
食品などでpH測定をしている場合、KCl が混入しても安全かという問い合わせがあります。 KCl は減塩醤油にも使われているくらいですから、多量に摂取しない限り安全です。 しかし、昨今の社会環境がPLを重視する傾向になっていますので、安全についてはMSDS(化学物質安全性データシート)で確認するのがよいと思います。 ...
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パーソナルpH/ORPメータは、異常を検知するとメッセージエリア(補助表示部)にエラー表示(エラー番号が点滅)を行います。エラー番号に対応した「エラー内容」、「状況および原因」、「処置」の概要を下記に示します。 PH71/PH72:校正時のエラー番号、エラー内容、原因および処置 エラー 番号 エラー内容 状況及び原因 処  置 Err1 入力起電力不安定 標準液校正時にpH値が3分以内に安定しなかった場合に表示される。電...
電池を装填後、最初に使用するときは、日付および時刻の設定を行います。 設定方法は、それぞれの取扱説明書を参照してください。 電池を交換した場合、日付は保存されていますが、時刻は初期化されますので、再度設定しなおしてください。 ...
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測定中に「DATA」キーを押し、さらに「F/ENT」キーを押すことにより、測定中のデータを保存することができます。 保存できるデータは、pH測定値、温度測定値および日時です。 なお、保全できるデータ数は300データです。 ...
測定液温度: 0~80℃(KCl 無補給形複合pH検出器、KCl 補給形複合pH検出器の場合) 0~100℃(ニードル形pH検出器、試験管用pH検出器の場合) 測定液の導電率: 50μS/cm以上 ...
旧機種(PH81, PH82)用に、下記の検出器を用意しています。 PH72SN-18-AA:PH81, PH82用KCl 無補給形複合pH検出器、ケーブル長0.75m PH72SN-19-AA:PH81, PH82用KCl 無補給形複合pH検出器、ケーブル長3m PH72SN-28-AA:PH81, PH82用KCl 補給形複合pH検出器、ケーブル長0.75m PH72SN-38-AA:PH82用ニードル形pH検出器、ケーブル長0.75m PH72SN-39-AA:PH82用試験...
PH71/PH72のORP検出器のチェックについて
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ORP検出器が正常であるかどうかは、チェック溶液を測定した時に得られる測定値で判断します。 チェック溶液としては、「キンヒドロン溶液」を用います。 キンヒドロン溶液の調製 キンヒドロン試薬(部品番号:K9024EC)1袋分を広口ビン(250mL)に入れ、純水を注いで溶解して総量250mLの溶液とします。 純水の温度が低い場合、試薬が完全に溶解せずに多少液面に浮くことがありますが、使用するうえでの問題はありません。 なお、キンヒドロン溶液は経時変化しますので、調製した日に使用してください。 ...
PH71/PH72のJIS形式は?
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PH71/PH72とも、補給形電極はJIS形式Ⅱ、無補給形電極はJIS形式Ⅲです。
下記の対応表を参照ください。 K9220YA → PH72SN-18-AA(PH81,PH82用無補給形検出器 0.75m) K9220YB → PH72SN-19-AA(PH81,PH82用無補給形検出器 3m) K9220YC → PH72SN-28-AA(PH81,PH82用補給形検出器 0.75m) K9220YY → K9220YY (PH81,PH82用計量法付補給形検出器 0.75m) ...
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保管方法につきましては、下記をご参照ください。 → 取扱説明書 IM12B03D01-01の抜粋
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pH計の校正証明書は、下記製品について発行できます。 PH71 パーソナルpHメータ、PH72パーソナルpH/ORPメータ:   指示部(本体)のみ。検出部は対応できません。 プロセス用pH計:PH100, PH201G, PH202G, PH202SJ, PH400G, PH450G  変換器(または伝送器)およびデイストリビュータ 校正証明書の種類としては、下記の4種類が用意できます。 国家標準との関係を自己宣言したもの 社内トレーサビリテイの仕組みを示すもの 納入...

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