横河電機株式会社
横河ソリューションサービス株式会社

好奇心が生む、つなぐ力と行動力

「変革の火種」が語る:好奇心が生む、つなぐ力と行動力

YOKOGAWAの未来共創イニシアチブで活躍する「シナリオアンバサダー」は、各部門より選抜された20代後半から40代前半のミレニアル世代中心の若手社員たちだ。次世代リーダー育成の一環で活動する彼らは、共創的に作成した<未来シナリオ>を対話ツールとして活用し、組織や業界の垣根を越え、主体的に活動している。

その中の一人、大内伸子は、入社3年目の25歳で参加した最年少のシナリオアンバサダーである。横河ソリューションサービスの経営管理本部に所属し、社内報の編集から、全社戦略に参画する一方、未来共創イニシアチブでは、スポークスパーソンとしての顔を持つ。

※本記事ではYOKOGAWAの代表ではなく、個人の見解として語っていただきました
※所属や役職は記事制作時(2024年12月)のものです

 

最年少でも、会社のド真ん中で活躍するチャンスがある

大内が、当活動の前身となるProject Lotusを打診された際、プロジェクトリーダーの玉木が作成した2枚のプロジェクト概要を何度も読んだが、全然頭に入ってこなかった。しかし、「よくわからなかったけれども、『やります』と答えました」と大内。

具体的なイメージがわかなくても、なぜ参加を決めたのか? それは、入社直後に先輩社員に言われた「会社のド真ん中にいるように」という言葉が、心に残っていたからだと言う。未来共創イニシアチブは、社長直轄のバーチャルチームであり、まさに「会社のド真ん中」で活躍する事を意味していた。

若すぎるという、心配はなかったのか? そう質問すると、大内は答えた。「確かに、力不足じゃないかとか思ったことはあります。でも、やると決めたからには、未知の分野にも触れるチャンスと捉えて、若手らしく伸び伸びと自分が貢献できる分野を探ってみようと思いました」。

大内伸子氏

 

講演での失敗が、ポジティブなインパクトに

大内は、当活動のスポークスパーソンとして、社外でのセミナーやテレビなどに数多く出演してきた。
BSテレビ東京の番組「SDGs・ESGsが変えるミライ~小谷真生子の地球大調査~」でもインタビューに答えた経験がある。

そんな大内も2021年、初めての社外ウェビナー出演で苦い経験をした過去を持つ。「すごく緊張していて、質問を受けて、頭の中が真っ白になりました。その上、メガネを忘れてしまい、準備していた原稿を読めなくて、その瞬間パニックになりました」。

そこで、大内は、思い切って、自分の言葉で話した。それが却ってウェビナー視聴者400人の心を掴むことになり、「満足度97%」という好反応につながったという。さらに、社内役員からの良いフィードバックや、社外とのコラボレーションなど、ポジティブな連鎖も起きた。

「失敗したお陰で、あらかじめ用意していた体裁のいい言葉ではなく、自らの正直な想いや経験がにじみでた自分らしい言葉で話すことができました。その結果、私たちの学びや活動の価値をより効果的に伝えることができ、新しいつながりが生まれる大きなきっかけになりました」

大内 伸子氏

 

人生に大きな影響を与える「未来共創イニシアチブ」

当活動がもたらしている影響について、大内は次のようにも話す。

「従来のOJTや研修では、自分の価値観を変えるまでの経験にはならないと思います。一方、この活動に参加してからは、自分が求める情報や知りたいことが、変化していきました。発言内容も変わりました。人生に大きな影響を与えてくれていると感じています」

さらに、続ける。「プライベートと仕事の境界線が無くなっているような気がします。上手く言えませんが、一人の人間として深く学びながら、多様な人に出会い、つながっているという感じです」。

未来共創イニシアチブの価値を語る上で欠かせないキーワードが「主体性」だ。大内は活動を通じて、自分がどんどん発信者になってきたと感じている。初めは与えられた本や情報をただ自分が咀嚼するだけだった。しかし今は、「自ら学んだことや、役立つ記事や本を、部署内や上司に共有しています。そうすると、周りから課題や悩みを相談されたり、『どう思う?』と、意見を求められたりすることが増えました」と話す。

大内 伸子氏

 

「つなぐ力」は、「好奇心」が大事

YOKOGAWAのパーパスは、「測る力とつなぐ力で、地球の未来に責任を果たす。」である。大内は言う。「つなぐ力について、自分なりに再定義すると、好奇心を持つことだと思います。興味や関心がなければ、何かと何か、誰かと誰かをつなぐことができないからです。自分の中に遊びの部分があることで、好奇心は生まれてくると思います」。

大内は学生時代から、「好奇心」を大切にし、行動してきた。平和や人権を学ぶ中で「水問題」に関心を持ち、インドやヒマラヤ山脈まで足を運んだ。YOKOGAWA入社後は、希望した上下水道を担当する部署に配属された。

大内氏、大崎氏、高畑氏

そして、未来共創イニシアチブでの経験を積んで、大内の好奇心は、さらに磨きがかかり、組織改革への原動力となっている。

自由な気風で、好奇心、探求心を高める場となっている未来共創イニシアチブ。当活動は、個をつなぎ、成長を促すことで、事業や企業に着実に成長をもたらしつつある。

取材メンバーの集合写真
左から:高畑 智夏、 大内 伸子、 大崎 昇吾(YOKOGAWA)

 

 

 

大内 伸子氏

大内 伸子
未来共創イニシアチブ シナリオアンバサダー

専門分野:経営企画、事業戦略 
趣味:韓国ドラマ鑑賞

詳細

未来共創イニシアチブメニュー

 

HOME

HOME
YOKOGAWAが推進する「未来共創イニシアチブ」のトップページ

インタビュー

インタビュー
「未来共創イニシアチブ」に関わる社内外の関係者が、対話を通じ、多様な視点で語る活動の価値や意義

活動概要

活動概要
シナリオプランニングを活用した次世代リーダー育成と、境界を超えた共創ネットワーク構築を目的とした活動の紹介

活動への想い

活動への想い
「正解のない時代」に生まれた、活動発足の背景や志

未来シナリオ

未来シナリオ
未来を担う若手社員たちが、シナリオプランニングと共創的な対話で描いた「未来シナリオ」

シナリオアンバサダー

シナリオアンバサダー
YOKOGAWAの各部門から選ばれたミレニアル世代中心のシナリオアンバサダー紹介と成長や学び

未来共創ネットワーク

未来共創ネットワーク
YOKOGAWAグループ内外のサポーターやパートナー、個社と緩く繋がり、産官学連携で築くネットワーク

Sponsor Article

Sponsor Article
米国発テックカルチャー・メディア『WIRED』に掲載された、「未来共創イニシアチブ」の英文記事

 

本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください

お問い合わせ

トップ