F3WD64-3E / F3WD64-3P / F3WD64-4P
出力短絡保護機能を内蔵しています。使用電圧は、12V DCまたは24V DCです。
F3WD64-3Eは、e-RT3専用の入出力モジュールです。
入力割込み機能、出力短絡保護機能を内蔵しています。使用電圧は24V DCです。
F3WD64-3E | DC入力,TR出力シンクタイプ 0.1A,各24V/32点, 出力短絡保護機能付き,入力割込機能付き |
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F3WD64-3P | DC入力,TR出力シンクタイプ 0.1A,各24V/32点, 出力短絡保護機能付き |
F3WD64-4P | DC入力,TR 出力シンクタイプ 0.1A,各12V/32点, 出力短絡保護機能付き |
詳細
F3WD64-3Eは、e-RT3専用の入出力モジュールです。
入力32点、出力32点(シンクタイプ)で、接続には40極のコネクタ2個を用います。各点はフォトカプラにより内部回路と絶縁されており、入出力共8点/コモンで構成されています。使用電圧は、24V DCです。
出力短絡保護機能を内蔵した入出力モジュールです。入力割り込み機能を使用することができます。
仕様
入力部
F3WD64-3E | |||
---|---|---|---|
入力形式 | DC 電圧 | ||
点数 | 32(端子番号01~32) | ||
コモン方式 | 8点/コモン | ||
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 | ||
耐電圧 | 外部接続コネクタ一括-内部回路間 1500V AC,1分間 | ||
定格入力電圧 (使用電圧範囲) |
24V DC (20.4~26.4V DC) |
||
定格入力電流 | 4.1mA/ 点(24V DC) | ||
動作電圧 / 電流 | ON | 16V DC 以上 3.2mA 以上 |
|
OFF | 5.8V DC 以下 0.9mA 以下 |
||
応答時間 | OFF→ON | 入力サンプリング周期を0~1msの間で4段階に指定可*1 | |
ON→OFF | 入力サンプリング周期を0~1msの間で4段階に指定可*1 | ||
割り込み | 入力点毎に指定可 | ||
最大同時ON率 | 60% |
出力部
出力形式 | トランジスタ接点(シンクタイプ) | |
---|---|---|
点数 | 32点(端子番号33~64) | |
コモン方式 | 8点 / コモン | |
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 | |
定格負荷電圧 (使用負荷電圧範囲) |
24V DC (20.4~26.4V DC) |
|
最大負荷電流 | 0.1A/点, 0.4A/コモン | |
応答時間 | OFF→ON | 1ms 以下 |
ON→OFF | 1ms 以下 | |
ON電圧 | 0.5V DC 以下 | |
OFF時漏洩電流 | 0.1mA 以下 | |
保護機能*2 | 負荷短絡保護 | 異常を検知すると,短絡電流を制限します |
過熱保護 | 異常を検知すると,出力をOFFします | |
サージキラー*3 | アクティブクランプ形式 | |
ヒューズ | なし | |
プログラム停止時の出力*4 |
初期値:HOLD, 8点単位で指定可 |
|
外部供給電源 | 24V DC,55mA |
共通部
耐電圧 | 外部接続コネクタ一括-内部回路間 1500V AC,1分間 | |
---|---|---|
入出力状態表示*5 | ON時点灯(切換えスイッチにより入力側または出力側を表示) | |
消費電流 | 170mA | |
外部接続 | 40極コネクタ×2 | |
質量 | 120g |
*1 :実際の応答時間は、OFF→ONで100μs程度、ON→OFFで300μs程度が加算されます。
*2 :保護機能について
- 負荷短絡が発生すると、ON電圧が上昇し、短絡電流を1~3Aに制限します。
- 負荷短絡が解除されると、正常復帰します。
- 負荷短絡による短絡電流が流れ続けると出力素子の温度が上昇し、出力素子の内部温度が約160℃を超えると過熱保護が動作して出力がOFFします。
- 過熱保護が動作した後、出力素子の温度が約10℃低下すると、正常復帰します。
- 仕様範囲内の動作で過熱保護が動作することはありません。
- 負荷短絡保護、過熱保護ともに1点単位で動作します。ただし、負荷短絡の状態によっては過熱保護が他の出力でも動作する場合があります。
- 負荷短絡保護、過熱保護は、短時間の負荷短絡に対してモジュール内部の出力素子を保護するものです。負荷短絡状態のまま長時間放置されるとケースの劣化やプリント基板の変色等が発生する場合がありますので、負荷短絡状態のまま放置しないでください。
- 外部供給電源の極性を間違えないようにしてください。極性を逆にした状態で負荷短絡が発生しますと出力素子が破壊します。その際に、発煙したり、出力素子の破片が飛び散る場合があります。F3XD32、F3XD64用に配線されたコネクタを誤接続した場合、保護機能は働かず、内部素子が故障しますので注意してください。
*3 :リレーなどの誘導性負荷を接続する場合は、負荷側にサージキラーが必要です。負荷の近くにサージキラーまたはダイオードを取付け、モジュールの出力端子の電圧が仕様で定めた使用負荷電圧範囲を超えないようにしてください。
*4 :CPUモジュールの状態による詳細な動作については、本モジュールの仕様書(GS34M06G01-05)を参照してください。
*5 :表示部(LED)と回路出力部は独立していますので、故障時は表示部(LED)と接点の動作が異なる場合があります。
F3WD64-3P、F3WD64-4Pは、出力短絡保護機能を内蔵した入出力モジュールです。
入力32点、出力32点(シンクタイプ)で、接続には40極のコネクタ2個を用います。各点はフォトカプラにより内部回路と絶縁されており、入出力共8 点/コモンで構成されています。使用電圧は、12V DCまたは24V DCです。
仕様
入力部
F3WD64-3P | F3WD64-4P | ||
---|---|---|---|
入力形式 | DC 電圧 | ||
点数 | 32(端子番号01~32) | ||
コモン方式 | 8点 / コモン | ||
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 | ||
耐電圧 | 外部接続コネクタ一括-内部回路間 1500V AC、1分間 | ||
定格入力電圧(使用電圧範囲) | 24V DC(20.4~26.4V DC) | 12V DC(10.2~13.2V DC) | |
定格入力電流 | 4.1mA / 点(24V DC) | 4.1mA/ 点(12V DC) | |
動作電圧 / 電流 |
ON | 16V DC 以上 3.2mA 以上 |
8V DC 以上 2.6mA 以上 |
OFF | 5.8V DC 以下 0.9mA 以下 |
3.4V DC 以下 1.0mA 以下 |
|
応答時間 | OFF→ON | 入力サンプリング時間を常時(0μs)、62.5μs、250μs、1msの4段階に指定可*1 | |
ON→OFF | 入力サンプリング時間を常時(0μs)、62.5μs、250μs、1msの4段階に指定可*1 | ||
割り込み | なし | ||
最大同時ON率 | 60% | 100% |
出力部
F3WD64-3P | F3WD64-4P | ||
---|---|---|---|
出力形式 | トランジスタ接点(シンクタイプ) | ||
点数 | 32点(端子番号33~64) | ||
コモン方式 | 8点 / コモン | ||
絶縁方式 | フォトカプラ絶縁 | ||
定格負荷電圧(使用負荷電圧範囲) |
24V DC(20.4~26.4V DC) | 12V DC(10.2~13.2V DC) | |
最大負荷電流 | 0.1A / 点、0.4A / コモン | ||
応答時間 | OFF→ON | 1ms 以下 | |
ON→OFF | 1ms 以下 | ||
ON電圧 | 0.5V DC 以下 | ||
OFF時漏洩電流 | 0.1mA 以下 | ||
保護機能*2 | 負荷短絡保護 | 異常を検知すると、短絡電流を制限します | |
過熱保護 | 異常を検知すると、出力をOFFします | ||
サージキラー*3 | アクティブクランプ形式 | ||
ヒューズ | なし | ||
プログラム停止時の出力*5 HOLD/RESET |
シーケンスCPU使用時 初期値:RESET、モジュール単位で一括設定可*5 |
||
BASIC CPU使用時 設定機能なし、常にHOLD |
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RTOS-CPU使用時 初期値:HOLD、8点単位で指定 |
|||
外部供給電源 | 24V DC、55mA | 12V DC、55mA |
共通部
F3WD64-3P | F3WD64-4P | ||
---|---|---|---|
耐電圧 | 外部接続コネクタ一括-内部回路間 1500V AC、1分間 | ||
入出力状態表示*6 | ON時点灯(切換えスイッチにより入力側または出力側を表示) | ||
消費電流 | 170mA(5V DC) | ||
外部接続 | 40極コネクタ×2 | ||
質量 | 120g |
*1 : F3SP22、F3SP28、F3SP38、F3SP5*、F3SP6*、F3SP7*使用時の値。他のCPUモジュールを使用する場合は、OFF→ONが1.0ms以下、ON→OFFが2.5ms以下となります。実際の応答時間は、OFF→ONで100μs程度、ON→OFFで300μs程度が加算されます。入力割込みを使用する場合は、入力サンプリング時間を62.5μs以上に設定してください。
*2 : 保護機能について
- 負荷短絡が発生すると、ON電圧が上昇し、短絡電流を1~3Aに制限します。
- 負荷短絡が解除されると、正常復帰します。
- 負荷短絡による短絡電流が流れ続けると出力素子の温度が上昇し、出力素子の内部温度が約160℃を超えると過熱保護が動作して出力がOFFします。
- 過熱保護が動作した後、出力素子の温度が約10℃低下すると、正常復帰します。
- 負荷短絡が発生していない場合の仕様範囲内の動作で過熱保護が動作することはありません。
- 負荷短絡保護、過熱保護ともに1点単位で動作します。ただし、負荷短絡の状態によっては過熱保護が他の出力でも動作する場合があります。
- 負荷短絡保護、過熱保護は、短時間の負荷短絡に対してモジュール内部の出力素子を保護するものです。負荷短絡状態のまま長時間放置されるとケースの劣化やプリント基板の変色等が発生する場合がありますので、負荷短絡状態のまま放置しないでください。
- 外部供給電源の極性を間違えないようにしてください。極性を逆にした状態で負荷短絡が発生しますと出力素子が破壊します。その際に、発煙したり、出力素子の破片が飛び散る場合があります。
F3XD32、F3XD64用に配線されたコネクタを誤接続した場合、保護機能は働かず、内部素子が故障しますので注意してください。
*3 : リレーなどの誘導性負荷を接続する場合は、負荷側にサージキラーが必要です。負荷の近くにサージキラーまたはダイオードを取付け、モジュールの出力端子の電圧が仕様で定めた使用負荷電圧範囲を超えないようにしてください。
*4 : CPU故障時の動作については、「レンジフリーコントローラFA-M3」GS34M06A01-01 の「故障ランクとLED表示」を参照してください。また、RTOS-CPUモジュールの状態による詳細な動作については、「レンジフリーコントローラFA-M3」GS34M06A01-01 の「RTOS-CPU モジュールの状態による詳細な動作状態」を参照してください。
*5 : F3SP22、F3SP28、F3SP38、F3SP5*、F3SP6*、F3SP7*使用時は、16点単位で設定可。
*6 : 表示部(LED)と回路出力部は独立していますので、故障時は表示部(LED)と接点の動作が異なる場合があります。
ドキュメント&ダウンロード
カタログ
一般仕様書
- FA-M3/e-RT3概要 (モジュール形名をお選びの際にご利用ください) (1.4 MB)
- FA-M3/e-RT3 規格認定/適合モジュール一覧 (348 KB)
技術情報
- FA-M3/e-RT3 販売終了品一覧 (483 KB)
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