FlowCam LOは、フローイメージング顕微鏡技術と光遮蔽モジュールを組み合わせた粒子解析装置です。
注入口にサンプルを導入すると、最初にフローイメージング測定を実施し、その後に光遮蔽モジュールで光遮蔽測定を実施します。そのため、後者で測定された光遮蔽データ(USP<787>および<788>に準拠)を実際の画像データを用いて検証ができ、より詳細な分析が可能です。
※LOデータは、光遮断技術を使用して粒子や異物の数、サイズ、分布に関する情報を取得するデータです。これにより、特にバイオ医薬品や製薬業界において、粒子の大きさや濃度、濁度を測定することができ、USP <787>および<788>に準拠した無菌検査や品質管理をサポートします。さらに、FlowCam技術を使用した実際の画像データと組み合わせることで、より詳細な粒子分析が可能です。
画像(左から):FlowCam LO、FlowCam LOの測定概要、FlowCam LOで撮影されたバイオ医薬品サンプル
FlowCam LOの利点
- フローイメージング法(FI法)と光遮蔽法(LO法)で同時にデータを収集・処理
- 1台の機器に2つの分析手法を組み合わせることで、作業(測定)時間を短縮
- 必要なサンプル量が最小限
FlowCam LOの仕様
- 粒子サイズ範囲:2μm〜100μm
- 倍率:10倍
- フローセル:フローイメージングモジュール:80μm、LOモジュール:1mm x 0.4mm
- サンプル処理能力:0.2mL/分
- フローイメージングモジュールカメラ:高解像度(1920×1200画素) CMOS(モノクロ)
- フレームレート:最大100フレーム/秒
- LO光源:レーザーダイオード、785nm
- LO検出方法:光の強弱による粒径計測
- ポンプ:2.5mLマイクロシリンジポンプ
- 画像解析ソフトVisualSpreadsheet搭載
関連情報
概要:
バイオ医薬品の研究、開発、製造における目標の一つに、臨床現場での医薬品の安全性および有効性の確保があります。
動画
概要:
計測や解析の技術の発展に貢献することで研究者の皆様の抱える課題を解決し、サイエンスに専念できる世界を実現します。
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