CM6G形ガス熱量計は、試料ガスをバーナで燃焼させ、その燃焼排ガスの温度と燃焼空気のバーナ入り口における温度との差を熱電対で検出し、試料ガスのウオッベインデックス(WI)または発熱量を測定する計測器です。
試料ガスおよび空気の流量を、それぞれオリフィスを用いて差圧として取出し、その差圧を電気信号に変換し、差圧(流量)の変動をディジタル演算して補正する方法を採用していますので、高精度で測定できます。また、応答が速く安定性にすぐれ、鉄鋼、石油工業などの各種燃焼炉の熱入力制御や、都市ガスの熱量制御などに使用できます。
特長
- 検出器は独自の構造で、応答が速く安定性に優れています。
- 複合演算器により試料ガスや空気の流量変動の補正、密度補正を行い、信頼性および測定精度の向上を図っています。
- 保守・取り扱いが容易で、安全動作、万一バーナが消火した場合、保安動作を行います。
詳細
標準仕様
使用目的 | 都市ガス供給ラインの熱量の測定、制御 |
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測定対象 | 燃料ガスのウオッベインデックス(WI)または発熱量 |
測定範囲 | 3~62 MJ/Nm3 |
採取点条件 | ダスト 5 mg/Nm3以下 温度 50°C以下 湿度 露点0°C以下 圧力 標準;10~20 kPa ポンプ付き;10 kPa以下 減圧弁付き;100~600 kPa |
レンジ | レンジ幅が最大値の30~50%の範囲に設定。ただし、ガスがブタン、ブテンと空気の混合ガスの場合は20~30%、プロパン、プロピレンと空気との混合ガスの場合は25~40%の範囲に入るように設定。 |
繰返し性 | 発熱量 測定値の±1.0%(6.3 MJ/Nm3以上の場合) WI 測定値の±0.5%(6.3 MJ/Nm3以上の場合) |
使用目的 | 鉄鋼プラント燃料ガスの熱量測定、制御 |
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測定対象 | 燃料ガスのWIまたは発熱量 |
測定範囲 | 3~62 MJ/Nm3 |
採取点条件 | ダスト 100 mg/Nm3以下 温度 50°C以下 湿度 露点0°C以下 圧力 標準;8~15 kPa ポンプ付き;8 kPa以下 |
レンジ | レンジ幅が最大値の30~50%の範囲に設定。ただし、ガスがブタン、ブテンと空気の混合ガスの場合は20~30%、プロパン、プロピレンと空気との混合ガスの場合は25~40%の範囲に入るように設定。 |
繰返し性 | 発熱量 測定値の±1.0%(6.3 MJ/Nm3以上の場合) WI 測定値の±0.5%(6.3 MJ/Nm3以上の場合) |
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