汚れに強く、メンテナンスが容易な蛍光式溶存酸素検出器
DO71/DO72は光学センサを採用しているため応答時間が速く、暖機時間は不要、また長期安定性に優れているため、メンテナンスコストやトータルコストの削減につながります。
また、通常測定用検出器と低濃度用検出器を取り揃えており、用途に合った溶存酸素測定が可能です。
DO71/DO72はデジタルセンサであり、RS-485で通信可能です。無償の校正ソフトウェアを使用することによってラボで校正をすることもでき、現場での作業時間を短縮できます。
交換部品である蛍光膜はセンサキャップとして容易に交換可能なため、センサキャップのみを交換することで本体は長くご使用いただく事が可能です。
蛍光式は測定原理上汚れに強いため、ボイラ缶水やプロセス測定だけでなく、汚れの付着しやすい下水処理場や排水汚泥処理場などでもご使用いただける検出器です。
About OpreX
OpreXは、YOKOGAWAのテクノロジーとソリューションの卓越性を集約した、制御事業の包括ブランドで、カテゴリーとその配下のファミリーから構成されています。本製品はOpreX Measurement配下のOpreX Analyzersに属します。
特長
汚れに強く、長期に安定した測定が可能
DO71/DO72 は位相測定方式を採用しており、従来のガルバニ式やポーラロ式と比べて汚れの影響を受けにくく、より正確な測定が可能です。
優れた保守性
保守は先端のセンサキャップの交換のみで、工具を使用せず簡単に交換が可能です。
*センサキャップは長期保存5年
電解液を使用しないため、長時間の連続使用が可能です。
幅広い測定環境に対応
通常測定には 0-22.5 mg/L レンジのDO71とDO72-Wを、低濃度測定には 0-2 mg/L レンジのDO72-Tを使用することができます。また、各種洗浄装置も選択可能であり、厳格な水質規制管理や難しいアプリケーションにも対応可能です。
シンプルな測定システムで設置が簡単
4線式液分析計 FLXA402は、第2モジュールにpH計、導電率計、ガルバニ式またはポーラロ式の溶存酸素計を接続することができます。デジタル通信も備え、測定システムを柔軟かつシンプルに構築することができます。
繊細なプロセスにも対応
90%応答が90秒以内であり、プロセスの酸素濃度変化にも素早く追従できます。
測定原理
蛍光式(位相測定方式)
組み合わせ製品
4線式液分析計 FLXA402
デジタル通信対応、各種通信機能、SDカードによるデータ取り出しが可能で、設置やデータ管理が容易です。
>>製品の詳細は 溶存酸素濃度測定対応 4線式液分析計FLXA402 へ
対象アプリケーション
・過酷な測定条件下の下水処理場や排水汚泥処理場などの水処理場
・廃水処理プラント、環境への応用、水産養殖での測定
・火力発電のボイラー缶水モニタリング など
火力発電のボイラー缶水モニタリング(対応機種:DO72-T)
仕様
DO71 (ケーブル一体型) |
DO72 | ||
---|---|---|---|
-W (一般用) | -T (低濃度測定用) | ||
測定範囲 | 0 ~ 22.5 mg/L | 0 ~ 22.5 mg/L | 0 ~ 2 mg/L |
ケーブル | 一体型 | 分離型 | 分離型 |
測定液温度 | 0 ~ 50℃ | 0 ~ 50℃ | 0 ~ 50℃ |
測定液圧力 | 0 ~ 300 kPa | 0 ~ 1200 kPa | 0 ~ 1200 kPa |
測定液流速 | 2 m/sec 以下 | ||
応答時間(90%応答) | 90秒以内 |
関連情報
ドキュメント&ダウンロード
カタログ
- 蛍光式溶存酸素検出器 DO71/DO72 (1021 KB)
取扱説明書
- DO71 蛍光式溶存酸素検出器 (720 KB)
- DO72 蛍光式溶存酸素検出器 (715 KB)
一般仕様書
- DO71、DO72 蛍光式溶存酸素検出器 (862 KB)
技術情報
- DO71/DO72 蛍光式溶存酸素検出器 MODBUS通信 (388 KB)
動画
横河電機の分析計による上水処理システム
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