ホルダ

横河電機では、各種製造工程での品質管理や排水処理の管理用として使用されている分析計のため、数種類のホルダとそれに付加できる洗浄装置をご提供しております。アプリケーションに適したホルダとクリーナーの選択により、信頼性が高く、保守性に優れた測定システムが可能となります。

「潜漬形ホルダPH8HS、PH8HSF、DOX8HS」はプロセス分析計で一般的に用いられているホルダで、反応タンクや測定槽中にそのまま浸し、測定するためのホルダです。溶存酸素計やMLSS計用のDOX8HSは、検出器の先端に気泡の蓄積を避けるため、ホルダの先端を斜めにしています。

「流通形ホルダPH8HF、PH8HFF、FH350G」は流通タイプのホルダです。配管ライン等の途中に取り付け、製造ラインまたは排水ライン中の溶液を測定することができます。

「引き上げ形ホルダHH350G」は検出器の取り付けられた金具をガイドパイプに従い、鎖で引き上げられるタイプのホルダです。保守時に潜漬形のようにホルダ全体を持ち上げる必要がなく、容易に検出器部分のみ引き上げることが可能ですので、保守が容易になります。

「傾斜形フロートホルダPB350G」は液面に浮かぶフロートを持ったホルダで、フロートが液面の変動に追従して上下します。また、検出器を取り付けた時でも極端な凹凸ができないようにフロートに組み込まれますので、フロートや検出器に多量のごみが絡み付きにくく、汚れが付着しにくくなります。このため長期的に安定した連続測定が可能となります。また、傾斜形フロートホルダの設置スペースが確保できないところや測定槽に蓋をしてあるところには「垂直形フロートホルダPB360G」も準備しました。