横河電機株式会社
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JUXTA Dシリーズ信号変換器

Dシリーズは、DCS対応の信号変換器で、カード方式の信号変換器、豊富なI/O、および収納ネストで構成されています。当社の信号変換器のラインナップは、大規模システムにも小規模システムにも対応し、運転・保全用にシンプルなプラットフォームを提供します。収納ネストはJIS/EIA規格に適合しています。

詳細

  • 電気信号変換器と空力信号変換器の混在実装
    電気、電/空、および空/電変換器を混在実装することができます。1台のネストに最大16台の変換器を実装することができます。
  • HART通信信号の中継
    フィールド機器とDCSとの間を絶縁した状態で、HART通信信号を双方向に中継することができます。
  • BRAIN通信機能
    通信機能を用いて、当社のCENATUM-XL、µ-XLなどのDCS、パラメータ設定ツールVJ77をインストールしたパソコンから、パラメータ設定やモニタリングを行うことができます。
  • 標準第2出力
    前面パネルに第2出力端子を標準装備しており、外部レコーダ、表示器、警報器などへの出力に使うことができます。
  • 配線を外したり他のループを妨げたりすることなく、現場での保全作業を行うことができます。
  • 制御出力の手動バックアップ(DME、DMP)
    携帯用手動操作器SPBD用のバックアップコネクタを用いて、制御出力信号を中断することなく、信号変換器の保全作業を行うことができます。
  • 上位通信
    通信インターフェースモジュールDSC2を取付けることによって、パソコンまたはPLCと通信することができます。

機種一覧

名 称 形 名
一般形 小形
入出力用ネスト 標準形 DCE DCE2
電/空混在形 DCP DCP2
縦取付形 DCE3
制御入出力用ネスト 標準形 DME DME2
電/空混在形 DMP DMP2
縦取付形 DME3
アイソレータ 入力用 DH1 DH1/R18
入力用・フリーレンジ形 DH2 DH2/R18
入力用・開平演算 DH5 DH5/R18
入力用・mV入力、フリーレンジ形 DM1 DM1/R18
出力用・電流入出力形 DC0 DC0/R18
出力用・HART通信付 DC7 DC7/R18
出力用・電圧入力/電流出力形 DA0 DA0/R18
出力用・電圧入出力形 DH0 DH0/R18
ディストリビュータ 入力用 DA1 DA1/R18
入力用・通信機能付 DA2 DA2/R18
入力用・開平演算形 DA5 DA5/R18
入力用・HART通信付 DA7 DA7/R18
測温抵抗体温度変換器 入力用・フリーレンジ形 DR5 DR5/R18
熱電対温度変換器 入力用・フリーレンジ形 DT5 DT5/R18
電/空変換器 出力用 DF0 DF0
空/電変換器 入力用 DF1 DF1/R18
CT信号変換器 入力用・実効値演算形 DB1 DB1/R18
PT信号変換器 入力用・実効値演算形 DG1 DG1/R18
電力変換器 入力用・実効値演算形 DWT/R18
タコジェネ変換器 入力用 DD1 DD1/R18
パルス信号リピータ 入力用 DP1 DP1/R18
パルス/アナログ変換器 入力用・フリーレンジ形 DP3 DP3/R18
アナログ/パルス変換器 出力用・フリーレンジ形 DQ0 DQ0/R18
ポテンショメータ変換器 入力用・フリーレンジ形 DS1 DS1/R18
警報設定器   DSK DSK/R18
通信インタフェースカード DSC2 DSC2/R18
入出力スルーカード DX1 DX1/R18
エクステンションカード DXT DXT

Dシリーズは、DCS対応の信号変換器で、モジュラー形の信号変換器、豊富なI/O、および収納ネストからなります。JIS/EIA規格の収納ネストには、現場配線用の端子ブロック、DCS接続用のコネクタ、および通信用コネクタが設けられています。

関連情報

概要:

Dシリーズと上位DCS(当社製CENTUM)のFIO(Field Network I/O)モジュールを接続して各chの個別絶縁/および二重化システムを構成する事例をご紹介しています。

一般にDCS接続のため使用できます。 1ネスト16枚実装可能活性でのチェックができるカード式に着脱が可能電源の一括供給が可能 という長所があります...
本機種はハンディーターミナルかVJ77を使用して調整を行います。 接続するためにはエクステンションカード(DXT)か通信カード(DSC2)が別途必要です。
ネストそのものには電気回路はありませんので、発熱はございません。 ネストに挿入されるカード単体の発熱量の合計がネスト全体の発熱量となります。
VJシリーズでディストリビュータ(VJA1/H)、Dシリーズでディストリビュータ(DA7)とアイソレータ(DC7)をご用意しています。
バーンアウトの変更はできますか?
(ns-faq-juxta-11001-spec-ja)
マイコン搭載型の変換器であれば可能です。変更にはハンディーターミナルが必要です。 (VJR6,VJT6,VJS2,MR6,MT6,MS2などは変更できません。)
FシリーズとWシリーズは3ピンの専用ケーブル Dシリーズは5ピンの専用ケーブル VJシリーズとJシリーズとMシリーズの演算器は5ピンケーブル+モジュラー変換(E9786WH 別売り)となります。 ...
レンジ変更可能な機種であれば、JHT200と同様に可能です。ただし、標準添付のケーブル構成が異なりますので別途ケーブルの購入が必要となります。 3ピンケーブル:形番F9182ED 5ピンケーブル:形番F9182EE モジュラー変換:形番E9786WH ...
設定変更の方法を教えてください。
(ns-faq-juxta-11006-setting-ja)
以下の設定ツールを使用して、変換器付属の取扱説明書記載の設定項目を変更可能です。 ハンディターミナル JHT-100、JHT-200 ブレンインターミナル BT200 (別途ケーブルの用意が必要です) パラメータ設定ツール VJ77 設定内容の例 入出力レンジ:数値入力をすることで設定できます。 バーンアウト:UP/DOWN/OFFのいずれかを選択することで設定できます。 タグNo:半角英数を入力することでが設定できます。   ...
250Ω(4~20mADC)となります。ただし、一部演算器では100Ω入力もあります。
電流パルス入力時に指定します。指定いただく抵抗値は、伝送器の仕様(主にオープンコレクタの定格電流)により決まります。 内部負荷抵抗は200Ω、500Ω、1kΩで伝送器供給電源仕様により0.5W、2Wを用意しています。(VJP8は外部取り付けとなります。外部抵抗は200Ω、0.5Wを用意しています。その他の抵抗値はご相談ください) ...
例えば、出力側のオープンコレクターの仕様が30V/30mAの場合には内部負荷抵抗は1kΩ(伝送器電源24V)を使用します。これにより0/24mAの電流パルスとなります。
IPTS-68: 1968年の国際規格でR100/R0=1.3850でJISでは1989年から1997年まで使用されましたが、現在この規格は使用されていません。 ITS90: 1990年の国際規格でR100/R0=1.3851でJIS97~現在の規格です。 JPt100: 日本独自の規格で、R100/R0=1.3916ですが、1989年に廃止となりました。 ...
一般的な電圧入力タイプの機器の場合、入力インピーダンスは1MΩです。それに対して電圧出力の許容負荷インピーダンスは2kΩ以上となりますので接続台数は500台となります。 ...
一般的な電流入力タイプの機器の場合、入力インピーダンスは250Ωです。それに対して電流出力の許容負荷インピーダンスは750Ω以下となりますので接続台数は3台までとなります。 ...
オープンコレクタなので電源を乗せる必要があります。最大許容負荷の範囲内で乗せてください。 ...
10→90%のステップ入力を加えた時に出力が63%に達するまでの時間です。
63%応答時の時間に2.3倍したものが90%応答の時間に相当します。
時定数とは変換器の場合、応答速度を示しますが、伝達関数にするとOUT=IN×(1-e EXP(-t/T)) で表されます。 OUT:出力、IN:入力、e:自然対数、T:時定数、t:経過時間 経過時間が時定数の時間になると eの指数が-1となり、 OUTはIN変化した63%の値となります。時間が更に経過すると指数の項目が-∞に近づきOUT=INになります。 ...
全抵抗値≥ゼロ側抵抗値+スパン抵抗値の関係にあります。
バーンアウト時の出力はUP時は出力レンジの106%以上、DOWN時は-6%以下です。
入力の断線が起きたときに上限か下限に振り切れますが、どちらに振り切れるかが不定です。
プラグインタイプの変換器の場合には添付されます。また、別途ご購入も可能です。
JUXTAはCCC規格対象製品ではありませんが、GB規格の対象となるため中国でご使用いただけるのはVJシリーズの一部機種となります。 対応機種については随時追加していますのでフォームでお問い合わせ ください。 ...
特に注意が必要なのは、定常入力と0%付近の入力が繰り返されるような直流入力をパルス変換し、積算カウンタ用に使用する場合は、Mシリーズ演算器MXD-Q(積算パルス出力)をご利用ください。 MQ0,VJQ0,VJQ7,FQ0P,FQ2P,WQ0P,WQ2P,DQ0等は入力0%付近で誤差が発生する場合があります。 ...
可能です。 添付されていた抵抗を使用しないでそのまま配線を行ってください。
250Ω程度(定格電力0.25W以上)の抵抗でショートさせておいてください。 抵抗が無い場合には単純なショートで構いません。
供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 入力の配線の極性(+)、(-)を確認してください。 テスターで入力端子電圧を測定してください。 電流入力仕様の場合は、付属品の抵抗が入力端子に接続されていることを確認してください。(対象:VJシリーズ、Mシリーズ) 出力信号が電流仕様の場合は外部に250Ωの抵抗を取り付けて電圧で測定してください。 ...
供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 入力の配線の極性PS(+)、(-)を確認してください。 入力端子(-)とCOM間の電圧を測定してください。正常範囲は1~5VDCです。 入力端子PS(+)とCOM間の電圧を測定してください。正常範囲は20VDC以上です。 伝送器供給電源を含めて確認する場合は、シンク機能付のテスタを使用してください。 出力信号が電流仕様の場合は外部に250Ωの抵抗を取り付けて電圧で測定して...
供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 入力端子に付属のRJCセンサが接続されていることを確認してください。 入力端子間をショートして、端子温度相当の出力が出ることを確認してください。 出力信号が電流仕様の場合は外部に250Ωの抵抗を取り付けて電圧で測定してください。 ...
  供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 Pt100入力仕様の場合は、入力端子のA-B間に100Ωの抵抗を接続し、入力端子のB-B間をショートした時に、0°C相当の出力が出ることを確認してください。 出力信号が電流仕様の場合は外部に250Ωの抵抗を取り付けて電圧で測定してください。   ...
供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 入力配線の極性を確認してください。 相手側機器のパルス仕様を確認してください。 電圧パルス/オープンコレクタ/無電圧接点の場合は、入力端子に外付けの抵抗が付いていないことを確認してください。 電流パルスの場合は、入力端子に付属の抵抗が付いていることを確認してください。(機種により抵抗が内蔵されている機種もございますので、詳細は各機器の仕様書で確認してください。) 入力端子(+)、(-...
供給電源の配線を確認してください。 供給電源の電源電圧が仕様通りに来ているかを確認してください。 入力配線の極性を確認してください。 相手側機器のパルス仕様を確認してください。 電圧パルス/オープンコレクタ/無電圧接点の場合は、入力端子に外付けの抵抗が付いていないことを確認してください。 電流パルスの場合は、入力端子に付属の抵抗が付いていることを確認してください。(機種により抵抗が内蔵されている機種もございますので、詳細は各機器の仕様書で確認してください。) 入力端子(+)、(-...
端子台形の電流入力仕様のアイソレータには外付けの抵抗が付いてきます。 入力端子に取り付けて使用してください。
ございます。 仕様性能を満足するには10~15 分の通電を必要とします。
PCBは1975年に製造および輸入が禁止されました。JUXTAについては販売開始が1987年からとなりますので使用していないと判断しております。
バーンアウトOFF時は、検出電流を流しておりません。
JUXTAシリーズのローカット点以下は0%出力ではありません。リニア出力となります。
「信号変換器の予防保全について」(TI 77J00B01-01) をご参照ください。
スパンの意味を教えてください。
(ns-faq-juxta-20029-term-ja)
スパンは「幅」の意味で、測定範囲のレンジ幅のことです。

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一般仕様書
外形図

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