ISOサニタリ規格に準拠した食品装置用の圧力センサです。
ゲージ圧力または絶対圧力を測定し、これを 4~20 mA DC または 1 ~ 5 V DC の信号に変換して発信・伝送します。 SIP、CIP には接液温度 180 ℃ 高温対応タイプもラインアップしています。
対象機種:
- サニタリ圧力センサ
- FP211、FP211A
- 高温対応形サニタリ圧力センサ
- FP211/HT、 FP211A/HT
- 端子箱付きサニタリ圧力センサ
- FP112、FP113
- FP212、FP213
- 高温対応形端子箱付きサニタリ圧力センサ
- FP112/HT、FP113/HT
- FP212/HT、FP213/HT
詳細
特長
サニタリ圧力センサ FP211、FP211A
高温対応形サニタリ圧力センサ FP211/HT、FP211A/HT
3-A サニタリと ISO 規格に準拠した食品装置用の圧力センサです。衛生的なステンレスケースタイプです。
4〜20 mA DC 出力アンプ内蔵
± 0.25 % の高精度(機種により異なります)
優れた温度特性: ± 0.02 % of span / ℃ (機種により異なります)
接液部構造は、ISO51 ( IDF2S ) クランプまたは ISO38 ( IDF1.5S ) クランプ取付です
接液温度範囲: -10 ~ 100 ℃ (洗浄時 140 ℃ で 30 分以内可)
-10 ~ 180 ℃ (高温対応形 /HT ただし、本体温度 80 ℃ 以下の場合に限ります)
小形、軽量、防水構造 IP67 相当
RoHS 適合
端子箱付きサニタリ圧力センサ FP112、FP113、FP212、FP213
高温対応形端子箱付きサニタリ圧力センサ
FP112/HT、FP113/HT、FP212/HT、FP213/HT
フィールドでの配線作業が容易な屋外用端子箱を採用した、ISO サニタリ規格準拠の食品装置用の圧力センサです。
1〜5 V DC、4〜20 mA DC 出力アンプ内蔵
± 0.25 % の高精度(機種により異なります)
優れた温度特性: ± 0.02 % of span / ℃ (機種により異なります)
接液部構造は、ISO51 ( IDF2S ) クランプまたは ISO38 ( IDF1.5S )クランプ取付です
接液温度範囲: -10 ~ 100 ℃ (洗浄時 140 ℃ で 30 分以内可)
-10 ~ 180 ℃ (高温対応形 /HT ただし、本体温度 80 ℃ 以下の場合に限ります)
小形、軽量、防水構造 IP67
RoHS 適合
測定範囲(中間レンジについては一般仕様書をご参照ください)
測定コード | ゲージ圧測定用 | 絶対圧測定用 | 最大加圧 |
---|---|---|---|
U | -10 k ~ 10 kPa *1 | - | 200 kPa |
J | -100 k ~ 0 kPa | - | 400 kPa |
N | -100 k ~ 100 kPa | - | 800 kPa |
M | -100 k ~ 300 kPa | - | 2 MPa *2 |
T | 0 ~ 10 kPa *1 | - | 100 kPa |
S | 0 ~ 20 kPa *1 | - | 150 kPa |
R | 0 ~ 30 kPa *1 | - | 150 kPa |
K | 0 ~ 50 kPa | 0 ~ 50 kPa abs | 200 kPa |
L | 0 ~ 100 kPa | 0 ~ 100 kPa abs | 400 kPa |
A | 0 ~ 200 kPa | 0 ~ 200 kPa abs | 800 kPa |
B | 0 ~ 500 kPa | 0 ~ 500 kPa abs | 2 MPa *2 |
C | 0 ~ 1 MPa | 0 ~ 1 MPa abs | 2 MPa *2 |
*1: 測定コード:U、T、S、R は、/HT(高温プロセス対応可能)との組合せはできません。
*2: 最大加圧は2MPaですが、通常、クランプの耐圧が1MPaのため、1MPa以上の圧力がかかる場合は耐圧が2MPaのものをご使用ください。
FP211, FP211A | FP112 | FP113 | FP212 | FP213 | |
---|---|---|---|---|---|
被測定体 | 気体および液体 | ||||
出力信号 | 4~20 mA DC 2線式 | 1~5 V DC 4線式 | 4~20 mA DC 2線式 | ||
精度 ※1 [ % of span ] |
± 0.25 (下記以外) ± 0.5 (測定コード:S,T,U) |
||||
温度特性(ゼロ点) [% of span/℃ ] |
± 0.02 (測定コード: A、B、C) ± 0.05 (測定コード: L、J) ± 0.03 (測定コード: N、M) ± 0.08 (測定コード: K、R) ± 0.1 (測定コード: T、S、U) |
||||
温度特性補償範囲 | -10 ~ 75 ℃ ただし、測定コード: U は 0 ~ 50 ℃ |
||||
動作温度範囲 | 本体: -10 ~ 80 ℃ (測定コード: U のみ -10 ~ 60 ℃) 接液部: -10 ~ 100 ℃ (洗浄時 140 ℃ で 30 分以内可。ただし、測定コード: U を除く) /HT 仕様(高温プロセス対応可能)の接液部: -10 ~ 180 ℃ |
||||
真空使用圧力 | 2.7 kPa abs 以上、絶対圧は 130 Pa abs 以上 /HT 仕様は 13 Pa abs 以上 ただし、測定コード: T、S、R は正圧でご使用下さい。 |
||||
電源電圧 | 12 ~ 28V DC(推奨 24 V DC ± 10 %) | 12 ~ 30 V DC(推奨 24 V DC ± 10 %) | 12 ~ 28 V DC(推奨 24 V DC ± 10 %) | ||
負荷抵抗 | 0 ~ 600 Ω(電源電圧 24 V DC のとき) | 10 kΩ 以上 | 0 ~ 600 Ω (電源電圧 24 V DC のとき) | ||
ケーブル長 | 2m / 5m / 10m 端末処理済み(予備はんだ付け) | - | |||
材質 | ダイアフラム: SUS316L ヘッド部: SUS316 ケース: SUS304 ケース用Oリング: NBR 封入液: シリコ-ンオイル |
ダイアフラム: SUS316L ヘッド部: SUS316 ケース/カバー: アルミ合金(ポリウレタン焼付塗装) ケース用Oリング: NBR 封入液: シリコ-ンオイル |
|||
配線口 | - | G3/8 | G1/2 | G3/8 | G1/2 |
質量 | 取付サイズ ISO51 (IDF2S) クランプ: 約 430 g、約 560 g (/HT仕様) 取付サイズ ISO38 (IDF1.5S) クランプ: 約 370 g、約 530 g (/HT仕様) |
||||
消費電流 | - | 5 mA DC 以下 (1 ~ 5 V DC出力、電源電圧 24 V DC のとき) |
- | ||
出力抵抗 | - | 最大 2 Ω | - | ||
絶縁抵抗 | 20 MΩ 以上 / 500 V DC | ||||
EMC適合規格 | EN61326 | ||||
構造 | JIS C0920 IP67 防浸形 |
※1 直線性、ヒステリシス、再現性を含む
出荷時の調整
サニタリ圧力センサ FP211、FP211A
高温対応形サニタリ圧力センサ FP211/HT、FP211A/HT
出荷される圧力センサの精度は、下記の条件で規格以内に調整されています。
- 周囲温度: 25 ℃ ± 5 ℃
- 供給電源電圧: 24 V DC ± 1 %
- 圧力センサの姿勢: 水平
端子箱付きサニタリ圧力センサ FP112、FP113、FP212、FP213
高温対応形端子箱付きサニタリ圧力センサ
FP112/HT、FP113/HT、FP212/HT、FP213/HT
出荷される圧力センサの精度は、下記の条件で規格以内に調整されています。
- 周囲温度: 25 ℃ ± 5 ℃
- 供給電源電圧: 24 V DC ± 1 %
- 圧力センサの姿勢: 水平
使用上の注意
ご使用の際は下記にご注意下さい。
サニタリ圧力センサ FP211、FP211A
高温対応形サニタリ圧力センサ FP211/HT、FP211A/HT
- 本圧力センサは、ケーブルを通して大気圧を導入しています。
- 150 ℃ 以上の水蒸気など、ある温度以上でステンレスを腐食させる場合があります。
端子箱付きサニタリ圧力センサ FP112、FP113、FP212、FP213
高温対応形端子箱付きサニタリ圧力センサ
FP112/HT、FP113/HT、FP212/HT、FP213/HT
- 電源電圧は 42 V DC まで可能ですが 28 V DC を超える場合はご相談ください。(FP212/FP213 )
- ゲージ圧タイプの基準大気圧の導入は、配線ケーブルを通して行います。
- ケースは防浸形構造ですが、配線口の防水処理についてはお客様で実施してください。
- 150 ℃ 以上の水蒸気など、ある温度以上でステンレスを腐食させる場合があります。
詳細仕様はお問い合わせください。
封入液プロピレングリコールを必要とされるお客様へ
封入液プロピレングリコールは、本機種では対応できません。
以下、2つの対応方法がございますので、ご検討くださいますようお願いいたします。
- 「DPharp シリーズ差圧・圧力伝送器」をご採用いただく方法
(封入液プロピレングリコールに標準で対応します。) - 「エキレスシリーズ JP261、JP262、JP263」をご採用いただく方法
(封入液自体を使用しませんので、万一の際にもプロセス側への混入がありません。)
関連情報
ドキュメント&ダウンロード
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需要予測に基づいた、最適で高効率な自動操業に加え、おいしさも含めた品質の追求をお手伝いし、人手を介さずに成長していく自律した操業を実現します。
全ての生産活動から得られる情報を解析・コントロールするとともに作業者の安全に配慮し原料品質、設備劣化、技術伝承、製造環境整備の課題解決を実現します。
本件に関する詳細などは下記よりお問い合わせください
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