プラントを運転するオペレータに対する、運転状態の表示、異常通知、そして煩雑な手動操作の軽減により、安定、安全かつ効率的な運転の実現を、最新の技術で支援します。
Exapilot概要
運転支援が必要とされている理由
近年、運転支援の必要性が急速に高まっています。その背景は
- 手動操作の個人差
近年、変化の早い市場の動向に適応するために、頻繁に運転方法の変更が行われています。そのため、DCSや PLCのアプリケーション改造が追いつかず、オペレータが手動操作などで運転している場合が増えています。 オペレータのスキルに頼った運転は、安定性、安全性、効率性の面で個人差が生じ、企業の競争力に大きく左右 します。そこで、オペレータスキルによる差をできるだけ無くすことが緊急の課題となっています。 - 運転ノウハウの継承
今、高度成長時代に多くの貴重な経験を積んだオペレータの運転ノウハウが、定年退職等で大量に失われて います。企業にとってオペレータの貴重な経験はノウハウであり財産です。そのため、オペレータの運転ノウハウを いかにして目に見える形にして継承するかが、大きな課題となっています。 - うっかりミス
優秀なオペレータも人間です。うっかりミスをしてしまいます。無意識のミスでプラントに影響を与えることがあり、 重大な問題を引き起します。 - 作業範囲の拡大
プラントの統合や合理化でオペレータの作業範囲が拡大化しています。そのため、オペレータの作業効率を上げる必要に迫られています。
Exapilot (エグザパイロット)とは?
手動運転、手作業など、人の経験、知識が必要な作業をサポートし、運転の安定性、安全性、効率性を向上させるパッケージです。
- フローチャートを使って簡単に運転支援システムを開発できます
- お客様の運転ノウハウを具現化し、その財産を継承しながら、改善できる環境を提供します。
現場の手作業を標準化
こんな作業におすすめです
- デジタル運転手順書を作成する
- 現場作業をガイダンスで指示する
- 熟練運転員のノウハウを視覚化する
- フローチャートで会話しながら記述する
詳細
Exapilotの機能
熟練者の運転ノウハウが簡単にシステム化できます
プラントのスタートアップやシャットダウン、品種切替えなどは、オペレータのスキルによって、運転品質にムラが生じる手動操作中心の運転領域。Exapilotは、熟練オペレータの運転手順を簡単にシステム化できる、運転自動化パッケージです。運転手順を高いレベルで標準化することにより運転効率を向上させ、お客様のオペレーションコスト低減を実現します。
- アイコンの組み合わせで運転手順を実現(構築ウィンドウ)
ノウハウ通りにアイコンを並べるだけで運転手順を構築できます。階層化によって複雑な手順も簡単に構築可能です。 - 作業の抜けを防止 (運転ウィンドウ)
イベント実行毎にメッセージが画面に表示されるので、確認しながら運転の実行が可能です。 - DCS操作監視の自動化が可能
バルブ開度設定、ランピング、レベル監視、ポンプ起動・停止などの作業は運転ノウハウをプラスして自動化が可能です。
Exapilot リリース情報
最新の機能アップ情報
R4.04 (2023年12月)
- 新しいソフトウェア環境への対応
- Windows 10 Enterprise 2021 LTSC 64ビット
- Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC 64ビット
- Windows 10 Enterprise GAC(22H2) 64ビット
- Windows Server 2022 Standard 64ビット
R4.03以前の機能アップ概要
R4.03(2023年8月)
- DPI連携工程部品追加
- PDA連携工程部品追加
- Python連携工程部品追加
- OODAコックピット追加
- 4MDB機能追加
- 4MDB連携機能追加
R4.02(2022年11月)
- マルチCPU対応
- Windows 10 Enterprise SAC (21H2) 対応
- タブレット向けのメッセージウィンドウ追加
- Microsoft Office LTSC 2021 Software in CSP 対応
R4.01(2022年4月)
- マルチ業務機能対応
Windows版コンポーネント運転業務切替
メッセージコンポーネントフィルタ機能拡張
業務実行状態表示コンポーネント機能拡張 - コンファームメッセージ機能強化
- タブレット向けのメッセージウィンドウ追加
- エラー処理追加
- Windows Server 2019対応
R3.99(2021年8月)
- 新しいソフトウェア環境への対応
Windows 10 2019 LTSC (64-bit)
Office 2019 (ボリュームライセンス)
R3.98(2018年8月)
- 新しいソフトウェア環境への対応
Windows Server 2016 Standard (64-bit) - 横河の仮想化プラットフォームへの対応
- イベント待ち工程部品の強化
R3.96.20(2015年3月)
- CENTUM VP R5.04、R6.01接続対応(Exaopc R3.73接続対応).
- Exaopc CAMS for HIS (CENTUM VP 用接続カセット)対応
R3.96.10(2014月6月)
- Exaopc CAMS for HISメッセージ対応)
R3.96(2014年2月)
- .NETコンポーネントオプション追加
- 業務実行状態表示機能追加(オプション機能強化)
- メッセージ通知機能追加(標準機能強化)
R3.95(2013年1月)
- Exapilot クライアントWindows 7 Professional SP1(32bit)対応
- セキュリティ機能強化
Windows ユーザ認証対応、自動作成ユーザパスワード変更対応 - PCS 出力確認機能強化、操作コメント入力機能追加
- Windows ユーザ認証対応、自動作成ユーザのパスワード変更が可能に
R3.90(2011年8月)
- Windows Server 2008 R2 (64bit)、Windows 7 (64bit) 、Microsoft Office 2010 対応
- セキュリティ機能強化
CENTUM VP R5.01対応 IT セキュリティツールの共通化、Exaopc 製品セキュリティ対応
R3.80(2010年9月)
- オプション機能追加
デバッグ作業の効率化支援、管理ドキュメントとして活用が可能に
電子メール工程部品機能拡張 - 構築ウィンドウ機能拡張
R3.70(2009年12月)
- Windows Server 2008 対応
- Windows Vista Business Edition SP2 対応
- IT セキュリティ対応
- ヒューマンエラー防止機能
R3.60.10(2009年5月)
- オンラインメンテナンス機能追加
運転を終了させることなく、ユニット単位でメンテナンスが可能に
R3.60(2008年7月)
- CENTUM VP 対応
- 行列検索工程部品追加
- 構築ウィンドウ機能/操作性向上
- Microsoft Windows Vista Business Edition SP1 対応
R3.50(2007年11月)
- 業務ビューのコメント表示とコピー機能を追加
- 結合子工程部品の検索表示機能を追加
- インテリジェントマウスによるスクロールをサポート(構築ウィンドウ )
- Microsoft Excel 2007対応(オプション製品向け)
R3.40(2006年3月)
- 簡易トレンド・チャートグラフの表示(ActiveX コンポーネント)をサポート
- ユーザ工程モジュールの階層化をサポート
- 二次元配列変数の使用により、大量データ処理が改善
R3.30(2004年1月)
- HISグラフィックウィンドウやMS-Excel,ユーザ独自の運転画面をサポート
・業務フロー上でのリアルタイムデータ表示
・表示コンポーネント上でのヒストリカルデータ表示 - メッセージウィンドウの表示改善
- 工程部品の追加,機能とパフォーマンスを改善
- ユーティリティ機能の強化
R3.20(2004年1月)
- HISグラフィックウィンドウやMS-Excel,ユーザ独自の運転画面をサポート
- オプション工程部品(ユーザ様作成のVBスクリプトの実行が可能)を追加
- 工程部品の機能を強化
- 21 CFR Part11対応(監査証跡機能,セキュリティ機能を追加)
- Exaopc OPCサーバ二重化構成に対応
R3.01(2003年3月)
- Windows XP Professional 対応
- 定常運転監視機能強化
- 工程部品追加
- オプション工程部品追加
R2 機能アップ概要
R2.20(2002年11月)
- 定常運転監視部品オプション追加
- ダイナミック汎用名をサポート
- ダイナミックメッセージ機能追加
- ハイパーリンク機能追加
R2.10(2002年4月)
- 製品名称/構成の変更をサポート
- オプション工程部品と機能拡張製品の追加
- Event wait, message window, watchdog timer, and graphics features added
R2.01(2001年5月)
- Windows 2000対応
- ハイパーリンク機能追加
R1 機能アップ概要
R1.10(2001年2月)
Exapilot Lite(2000年5月)
Exapilot(2000年1月)
- Security, multiple OPC server connection, historical report, procedure flow printing, character variable, and DCS tag existence-checking functions enhanced
R1.03(2000年1月)
- Exapilot Lite and Super Lite added to package lineup
R0(2000年1月)
- Exapilot operation efficiency improvement package for Windows NT released
関連情報
概要:
Exapilotによる作業負荷の削減と安全操業、安定品質の実現した導入事例
概要:
Exapilot導入により、オペレータを24時間ガイドしている 三洋化成工業株式会社 三洋化成精細化学品(南通)有限公司様の事例です。
概要:
- Exapilotによる複雑なバッチプラントの自動化
概要:
- At the company's Ulsan resin plant, six Exaquantum servers were connected to CENTUM CS 3000 and other vendor's systems.
- KKPC needed to expand its SBC capabilities and improve production efficiency at its plants.
概要:
- Exapilot contributes to safety, reduces cost, and retains operational know-how.
概要:
- 大規模実験用蒸留装置へのExapilot導入事例.
概要:
- 世界的化学メーカへのExapilot導入事例
- プラントの立上げとロード変更の部分自動化による生産性の向上
ドキュメント&ダウンロード
カタログ
- 運転効率向上支援パッケージ Exapilot (6.2 MB)
- モノづくり変革ソリューション~変化に追従できる、モノづくりの実現~ (2.7 MB)
動画
概要:
需要予測に基づいた、最適で高効率な自動操業に加え、おいしさも含めた品質の追求をお手伝いし、人手を介さずに成長していく自律した操業を実現します。
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