差圧・圧力伝送器
YOKOGAWAの差圧・圧力伝送器は、独自で開発・設計した単結晶シリコン振動式センサを搭載しており、小形軽量化、高機能化を実現しています。差圧と静圧が同時に測定できるマルチセンシング機能もラインアップしています。
詳しくはこちら >>プロセス産業におけるセンサの導入やセンシング技術の適用には、プロセスの最適制御・監視に加え、設備管理の面でも予防保全や予知保全をさらに向上させるといった複数のメリットをもたらします。測定データをより速く送信されることを保証するだけでなく、精度を高め、それによりプロセス制御を改善し、設備の健全性を向上させます。
センサは有線、あるいは無線(ワイヤレス)での伝送・通信が可能であり、プロセスプラントや工場においては、プロセスや設備からリアルタイムの連続データフィードを提供します。収集した情報を分析モデルと組み合わせることにより、例えば、経営レベルからプラントのオペレーションレベルまでの組織階層にまたがるデータを統一指標で可視化することが可能となり、経営者はより全体的な視点で操業状態を俯瞰し、収益性の向上への施策を移すことができます。
センサの主なメリットには、データ取得時の感度の向上、ほとんどタイムロスのない伝送・通信、および連続的なリアルタイム分析が含まれます。リアルタイムのフィードバックとデータ解析により、プロセスが能動的になり、最適に実行されます。
センシング技術の絶え間ない進化は、解析や情報処理の能力が付加されたインテリジェンスを持つスマートセンサを生み出しました。能動素子を持たない従来のアナログ式のセンサとは異なり、スマートセンサには電気回路が組み込まれており、デジタルデータとして測定値と出力値を取得することができます。これらのセンサはマイクロプロセッサユニットを内蔵してデータ処理能力を有し、信号変換器に取り付けられた複数のセンサで測定を行います。
インテリジェントセンサは、自己テスト、自己検証、自己適応、自己識別など、本質的にインテリジェントな機能を実行できます。これらはプロセス要件を理解し、幅広い条件を管理し、リアルタイムの意思決定を支援するための条件を検出できます。これらのインテリジェントなセンサは、多くのプロセス条件に合わせてプログラムされているため、経営者は最大限の利益を引き出すことができます。
よりスマートなセンサに移行し、プロセスや設備から収集されたデータを効果的に活用することにより、企業は生産性を向上させ、エネルギー効率を改善し、工場やプラントの総所有コスト(TCO: Total Cost of Ownership)を削減することができます。 連続的な監視とデータ取得により、企業はエネルギー消費量の多い領域を特定し、エネルギー浪費を抑えるための適切な対策を講じることもできます。これらのアプローチは、企業の経済価値を増大させるだけでなく、省エネ、省資源、温室効果ガスの排出量削減といった、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)に代表される社会課題の解決への貢献にも結び付いています。