お客様と共に新しい価値を
創り出していきたい
新しい価値を共創していくというYOKOGAWAの強い思い
YOKOGAWAのVISIONとはなんですか?
今、世界の経済や社会は、グローバル化の進展や情報・通信技術の急速な発展などにより、その姿を大きく変えています。そうした中、私たちYOKOGAWAは、2015年の5月に「長期経営構想」を策定し、その中で今後目指すべき方向をビジョンステートメントとして定義しました。
「YOKOGAWAは“Process Co-Innovation”を通じて、お客様と共に明日をひらく新しい価値を創造します」というステートメントです。
そしてこのビジョンを、お客様をはじめとするステークホルダーの方々にお伝えし、また私たちYOKOGAWAが一つになって活動していくために、「Co-innovating tomorrow」というコーポレート・ブランド・スローガンを掲げました。
1981年東京都立大学(現首都大学東京)理学部卒業、同年(株)北辰電機製作所(現横河電機(株))入社。
2011年6月取締役、2012年取締役常務執行役員IAプラットフォーム事業本部長を経て2013年4月に代表取締役社長に就任。
お客様と共に長期的なパートナーシップを育む
Co-innovating tomorrowには、どのような思いが込められていますか?
この“Co-innovating”には、お客様と共に長期的なパートナーシップを育みながら、課題解決のための新しい価値を共創していくというYOKOGAWAの強い思いが込められています。そして、”tomorrow”は、着実に一歩一歩積み重ねていくことこそが、明日という未来に結びつくという信念を表しています。
お客様がビジネスで困りごとを抱えた時、誰よりも先にお客様の心に思い浮かぶ会社になりたい。そしてお客様に相談された課題だけでなく、お客様と共に、これまで気づいていなかった課題も一緒に探り出し、そして解決することで、お客様と共に新しい価値を創り出していきたい、そう考えています。
さらに、お客様によりご満足いただける総合的な課題解決に迅速に取り組むために、YOKOGAWAが提供する製品、ソリューション、サービスを充実させ、パートナーとの連携をこれまで以上に深めていきたいと考えています。
あらゆる情報やモノの流れを効率化・最適化することを目指し、お客様と産業全体の課題解決に取り組む
今後YOKOGAWAが目指すべき方向性はなんですか?
これまでYOKOGAWAは、製造業を中心とする幅広い業種の数多くのお客様と仕事をさせていただいてきました。そして長年にわたり蓄積してきた知識や経験に基づき、最近は生産工程だけでなく、工場全体の管理や企業経営に直結する幅広いビジネスプロセスにも関わらせていただくようになりました。さらにこれからは、企業間をまたぐサプライチェーン全体にも視野を拡げ、あらゆる情報やモノの流れを効率化・最適化することを目指していきたいと考えています。
また、従来の生産オートメーションを中心とする産業分野だけでなく、新しい領域にもチャレンジします。現在も得意としており、今後さらに注力すべき「資源、エネルギー、マテリアル関連産業」に加え、今後、成長が期待でき、YOKOGAWAグループの強みも生かせる「人々の健康や暮らしの豊かさを支える産業(ライフサイエンス、ヘルスケア、食料バリューチェーン関連産業など)」などの領域にも注力していきます。
YOKOGAWAがこれまで培ってきた計測・制御・情報の技術を結集し、お客様やパートナーと共にイノベーションを巻き起こし、お客様のビジネスに貢献する新しい価値を創る。これがYOKOGAWAの目指すCo-innovating tomorrowの姿です。
お客様にとっての夢の実現が、YOKOGAWAにとっての夢の実現に
最後に一言お願いできますか?
100年前の1915年に東京・渋谷で創業したYOKOGAWAは、多くの方々に支えられ、今ではグローバル企業として世界中のお客様と仕事をさせていただけるまでに成長することができました。
日本には、古くから相手を思いやる気持ちやもてなす心など、互いに尊いながら人と人との信頼ある結びつきを大切にする伝統があります。そうした文化は今やYOKOGAWAグループ全体に浸透し、世界各地のYOKOGAWAにも、お客様との長期にわたる信頼関係や、共に働く人々とのチームワークを大切にする文化が根付いていると思います。
これまで支えてくださった全ての方々に心から感謝すると同時に、こうした良き文化をいっそう育みながら、これからもグローバルで、お客様に、そして社会に貢献していこうと考えています。
お客様にとっての夢の実現が、YOKOGAWAにとっての夢の実現につながるような会社でありたいと思っています。